ニュース 2021.01.28. 17:00

ロッテに「松永残留」「ハーマン来日」の吉報 今年も頼むぞリリーフ陣

無断転載禁止
ロッテナイン=ZOZOマリン(C) Kyodo News

松永残留、ハーマン来日


 ロッテは27日、国内FA権を行使した松永昂大の残留、昨季セットアッパーとして13年ぶりの2位進出に大きく貢献したハーマンの来日を発表した。

 昨季は6回終了時点でリードした試合は44勝3敗1分、これが本拠地・ZOZOマリンスタジアムとなると24勝1敗という数字を見てもわかるように、先発陣がゲームを作り、リリーフ陣がそのリードを守りきる試合が多かった。今季も先発陣とともに、リリーフ陣の出来が勝敗を分けることになりそうだ。

 そういった意味でも、松永の残留は大きい。昨季は5試合の登板にとどまったが、新人時代の13年から7年連続で40試合以上に登板した実績がある。右のリリーフが多いなかで、貴重な左のリリーフ投手だ。松永はイニングの頭から投げるだけでなく、ワンポイント、イニングをまたいでの登板など、1人で様々な役割をこなすことのできる存在。19年までの投球を披露することができれば、それだけで大きな戦力になる。松永は球団を通じて「マリーンズの勝利のために少しでも貢献したいという気持ちです。限界までやりたい。やれるところまでやりたいというのが今の気持ちです」と決意を述べており、今季はシーズン通してチームを支えて欲しい。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、外国人選手の来日時期が不透明な球団があるなかで、ハーマンはキャンプ前に来日。海外FA権を行使した澤村拓一の去就が不透明ななか、ひとまず松永の残留、ハーマンの来日にホッとしたファンも多いのではないだろうか。28日から2週間の自宅待機を経て、2週間後が2月11日ということを考えれば、実績のあるハーマンなら、開幕に間に合わせてしっかりと調整を進めてくれるだろう。

左のリリーフ、若きリリーバーが…


 松永が残留したが、19年にロングリリーフやワンポイントなどを担ったチェン・グァンユウが退団し、“左”のリリーフは手薄。昨季は東條大樹、小野郁、唐川侑己、ハーマン、澤村、益田直也と右のリリーフ陣が、左のリリーフの手薄さを感じさせないほど、素晴らしい働きを見せた。

 左投手を補うだけの右投手が控えていれば問題がないと言われれば、それまでだが、チームバランスに加え、パ・リーグには柳田悠岐(ソフトバンク)、近藤健介(日本ハム)、吉田正尚(オリックス)といった“左”の強打者が控えていることを考えれば、“左”のリリーフは必要だ。実績のある松永の復活に、山本大貴、永野将司、成田翔といった投手のなかから1人でも一軍に定着する投手が出てくることを期待したい。

 左のリリーフ陣の少なさとともに、年齢でプレーするわけではないので実績のある30代のリリーバーに失礼にあたるが、長い目を見てもマリーンズリリーフ陣の高齢化はやや気になるところ。昨季は24歳の小野が守護神・益田に次ぐチーム2位の40登板したが、20代の勢いのある若手リリーバーがもう1人出てきて欲しいところ。左のリリーフ、若手のリリーフが出てくれば、リリーフ陣の競争にも繋がる。

今季も延長10回で打ち切り


 新型コロナウイルス感染拡大により昨季は延長10回で打ち切りとなったが、今季も昨シーズンに続き延長戦は10回までとなる。これはマリーンズにとってプラスになるのではないだろうか。

 先発投手がリーグトップの700回2/3を投げたこともあるが、昨季は開幕から1週間に投げる登板数、連投などしっかりと管理され、リリーフ陣の負担が軽減。益田、澤村が1週間に4度の登板、1度3連投があったが、その他の投手は3連投、1週間に4度以上投げた投手はいなかった。

 延長10回で試合が終了となるため、9回で決着がつかなかった場合、12回までの投手継投を考えなくていい。試合数は120試合から143試合に増えるが、先発が昨季と同じように長いイニングを投げることができ、かつリリーフ陣が昨季のような働きを見せれば、起用、管理がしやすくなるのではないだろうか。

 19年は守護神・益田に繋ぐ“勝利の方程式”が固定することができず4位に終わり、20年はその課題点を克服するためにリリーフ陣を補強し、シーズン途中には澤村を巨人からトレードで獲得するなど“勝利の方程式”を確立して13年ぶりの2位となった。過去Aクラスに入ったシーズンを見ても、救援陣が安定していることが多い。今季もチームの勝利のため、リリーフ陣の躍動に期待したい。

文=岩下雄太

【PR】千葉ロッテマリーンズを観戦するなら「DAZN Baseball」

吉井監督体制2年目を迎えるロッテ。"令和の怪物"佐々木朗希がエースとしてフル回転し、チームを悲願のリーグ制覇へ導けるか注目!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西