ニュース 2021.02.12. 17:30

CSを前に一時休戦中の「eBASEBALL」2020シーズン 今こそ振り返りたい今季の熱闘・3選【パ・リーグ 編】

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©Nippon Professional Baseball / ©Konami Digital Entertainment

もう一度見たい!珠玉の名勝負


 一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』の2020シーズン。

 今季もeペナントレースの全日程が終了し、残すは頂点の座をかけたポストシーズンの戦い。しかし、「eクライマックスシリーズ」の開幕を前に、緊急事態宣言が発出された状況を鑑みて、現在は“一時休戦”の状態となっている。


 そこで今回は、この空白の期間にも楽しむことができる「今季の名勝負」をご紹介。ここではパシフィック・リーグの熱戦を3試合、そのうちひとつは今季の優勝チーム・ソフトバンクから、キャプテンの加賀谷颯太選手に、実際の戦いの中で印象に残ったゲームをピックアップして振り返っていただいた。

 なお、ここに取り上げたもの以外でも、試合の模様はすべてYouTubeのパワプロ・プロスピ公式チャンネルでいつでも・どこでも見ることができるので、eBASEBALLのポストシーズン開幕が待ちきれないという方はもちろんのこと、ふらっとこの記事に辿り着いて初めて見てみようかなという方も、是非ともこの機会に珠玉の熱戦をご覧いただきたい。


⇒ 「この世界を知らないのは損」…名実況アナ・斉藤一美さんがeBASEBALLの世界でも“絶叫”!


ソフトバンクのキャプテンが選んだベストゲーム


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・1月2日(土)配信
第4節・第2回戦:オリックス(指宿聖也) 0 - 3 ソフトバンク(大上拓海)
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▼ 加賀谷颯太選手・コメント

大事な首位攻防戦の2試合目で
第1試合は2-6で私が敗北し、
悪い流れで始まる試合でしたが、
大上選手が流れを断ち切ってくれました。

試合前は過去に類を見ないほど
緊張していた大上選手でしたが、
試合が始まると別人のように大活躍し、
見事昨年のプロリーグランキング1位プレイヤーの
指宿選手を下しました。
ホークスとしてもこの勝利のおかげで
最後リーグ優勝までたどり着けたと思っています。


苦しんだかつての王者、涙の初勝利


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・12月6日(日)配信
第1節・第1回戦:日本ハム(岡坂雄大) 0 - 1 オリックス(前田恭兵)
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 オリックスの前田恭兵は、かつてパワプロの大会で日本一に輝いた経験を持つ実力者でありながら、「eBASEBALL プロリーグ」では過去2シーズンで未勝利。極度の不振に苦しみながら、背水の覚悟で3年目のシーズンに挑んだ。

 この試合はその初戦。日本ハムのルーキー・岡坂雄大との試合は、互いに緊張もあってか芯で捉えた打球も数えるほどという重苦しい空気の中で試合が進んだが、4回に前田が適時二塁打を放ってついに均衡を破る。

 点を奪った後も集中を切らすことなく、日本ハム打線を3安打でシャットアウト。1-0で逃げ切った前田が、プロ通算3年目・11試合目で悲願の初勝利を掴んだ。
 

 試合後、前田は「もうちょっと綺麗に、楽に勝ちたかったです(笑)」と笑顔を見せつつ、「緊張もしましたし、試合の入りからよくなかったんですが、なんとか1点を取ることができて…。言葉が出ないです。まだ実感がないぐらいです」と安堵の表情。

 また、これまで支えてくれた奥様の話を振られると、声を震わせながら「いい歳してゲームばかりやってきて、いつも迷惑かけてここまで来てるので、いつも負けた報告しかできなかったので、今日は初めて勝ったことを報告できるので、喜んでくれると思います」と感謝の言葉とともに、男泣きを見せたのも印象的だった。


 なお、白星発進となった今季はその後も勢いが衰えることなく、e交流戦では完全試合を達成するなど、今季通算で4勝1敗と躍動。チームのeクライマックスシリーズ進出に大きく貢献した。

 完全復活を遂げたかつてのパワプロ王者には、ポストシーズンでの大暴れにも期待がかかる。


絶対に負けられない戦いで意地


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・1月2日(土)配信
第4節・第2回戦:日本ハム(佐藤優太) 3 - 1 西武(毛利隼也)
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 ルーキー対決となったこの試合。西武は引き分け以上でeクライマックスシリーズ出場が決まる一方、日本ハムは敗れるとeクライマックスシリーズの出場が絶たれるという対照的な状況。ここで意地を見せたのが、日本ハムの佐藤優太だった。

 2回にソロを被弾して先制を許した佐藤だったが、追加点を与えずに粘りを見せると、3回に1点を返して追いつき、さらに1番起用の中田翔が値千金の勝ち越し2ラン。「完全に狙っていた」と後に語ったほど、雄たけびとガッツポーズも飛び出した完ぺきな一発により、この回一気の3得点で試合をひっくり返す。

 その後も強力西武打線のプレッシャーを受けながら、残る2イニングをゼロ封。崖っぷちのチームを救った救世主は、「絶対に負けられないという試合で、緊張していきなり下手なプレーをしてしまったんですけど、立て直してしっかりプレーできたのでよかったです」と喜びのコメント。

 チームは最終的にポストシーズン進出を逃したものの、極度のプレッシャーの中で戦い、勝利を掴み取ったこの経験は、プロ1年目の佐藤にとってこれ以上ない財産となったことだろう。来年以降も注目のプレイヤーとなりそうだ。


eクライマックスシリーズ


※日程調整中

▼ ファーストステージ
オリックス(パ2位)-西武(パ3位)
阪神(セ2位)-巨人(セ3位)

▼ ファイナルステージ
ソフトバンク(パ1位)-<パ・ファーストステージの勝者>
DeNA(セ1位)-<セ・ファーストステージの勝者>


☆レギュレーション
・eペナントレースの各上位3チームによるトーナメント戦。
・試合は9イニング制で、3イニング毎にプレイヤー交代。延長戦はなし(引き分けあり)
・ファーストステージ/ファイナルステージともに3ゲーム制で行い、先に2勝したチームの勝ち抜け。
(ゲームの対戦成績がイーブンとなった場合はリーグ上位チームが勝者)


▼ 詳細は公式サイトまで

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