大型ルーキー2人の期待と課題
東映、巨人などで活躍した野球評論家の張本勲氏(80)と元楽天の山﨑武司氏が14日、TBS『サンデーモーニング』の人気コーナー「週刊御意見番」にリモート出演。春季キャンプで活躍したルーキーに言及した。
紅白戦で2戦合計7打数5安打と活躍し一軍昇格を果たした巨人のドラフト5位・秋広優人について、張本氏は「秋広?2メートル?楽しみな選手が出てきたね」と大型ルーキーの台頭に目尻を下げると、山﨑氏も「インコース苦労するかなと思ったら、紅白戦でさばいたんですよね。まだまだ力に関しては非力なところがありますので、どんどん鍛えて、長い目でみて良い選手かなと思います」と今後の成長に期待を寄せた。
一方で、今季初の対外試合で“初本塁打”を含む3安打3打点をマークした阪神のドラフト1位・佐藤輝明については「これも力発揮すると思いますけど、今の打ち方ではちょっと難しいと思うよ」と張本氏。「体重が後ろに乗りすぎてる。これはちょっと訂正しないと一軍の良いピッチャーにはやられますよ」と、即戦力として期待されるルーキーの課題を口にした。
春季キャンプも中盤に突入しているが、「いまはバッター有利だから。ピッチャーは気が入ってないから。シーズン入ってピッチャーが気合入るとね、これはすごい球放るから。結果が良いに越したことは無いけども、あんまり手放しで喜んでる場合じゃない」と続けた。
佐藤輝については山﨑氏も「素晴らしいバッター。張本さんの指摘を直せばすぐ活躍できると思います。非常に期待できるルーキーじゃないか」と、期待と課題の両面に言及していた。