◆ 巨人OBの岡島&上原は世界一に貢献
ロッテから海外フリーエージェント(FA)権を行使した澤村拓一投手(32)が、レッドソックスと2年300万ドル(約3億1600万円)プラス出来高払いで合意したと米サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が伝えた。3年目の契約延長は球団に選択権があり、出来高を含めると3年総額765万ドル(約8億円)になるという。
澤村は2010年のドラフト1位で巨人に入団。即戦力右腕として1年目から11勝を挙げセ・リーグ新人王に輝いた。2015年からは救援に転向し、2016年はセーブ王(37S)を獲得。昨季はシーズン途中にロッテへトレード移籍し、新天地で防御率1.71と復活を印象付けた。
レッドソックスはアメリカン・リーグ東地区に属する名門。2016年から地区3連覇を達成し2018年には9度目となるワールドシリーズ制覇を成し遂げたが、60試合制だった昨季は24勝36敗で地区最下位に沈んだ。
野茂英雄氏や松坂大輔投手(現西武)などこれまで多くの日本人選手が所属し、巨人OBの岡島秀樹氏と上原浩治氏はワールドシリーズ制覇にも貢献。澤村も勝ちパターンに入り、再建中のチームの力になれるか注目される。