DeNA － ロッテ
＜教育リーグ・横須賀＞

　ファームで調整を続けているDeNAの山﨑康晃投手（28）が11日、春季教育リーグのロッテ戦に救援登板。9日の日本ハム戦に続いて1イニングを無失点に抑えた。

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　この日は3点ビハインドの9回に登板。イニング先頭の山本大斗に2ストライクと追い込んでから死球、続く松田進にはカウント1－2から外角のツーシームを右前へ巧打され、いきなり一二塁のピンチを招いたが、続く佐藤都志也一ゴロ併殺で退けると、高濱卓也も低めの145キロで左飛に打ち取りゼロで切り抜けた。

　前回登板の9日は、戸柱恭孝とのバッテリーで日本ハム打線をわずか8球で三者凡退の好投。最速149キロを計測したストレートが球威・精度ともに抜群で貫禄を示していたが、この日は制球にズレが生じながらの無失点。投球内容に差があるとはいえ「中1日」で実戦登板するなど、徐々にシーズンを見据えた調整にシフトしつつあるようだ。

　昨季はシーズン途中に成績不振でファーム降格も経験し、40試合登板で0勝3敗6セーブ8ホールド、防御率5.68に終わった“小さな大魔神”。現時点では昨季に続いて三嶋一輝がクローザーを務める見込みだが、チーム浮上のためには山﨑の一日も早い完全復活が待たれる。