オリックス・山本由伸

◆ 8回93球、初の開幕投手へほぼ完璧な仕上がり

 オリックスの開幕投手に決定している山本由伸投手(22)が12日、巨人とのオープン戦(京セラD大阪)に先発登板し、8回3安打1失点の快投を見せた。

 初回、1番・梶谷を2球で一ゴロに退けると、続く吉川は1球で左飛。3番・坂本は3球で右飛に仕留め、わずか6球で3者凡退に抑えた。2回も5番・丸、6番・中島を連続三振に仕留めるなど3人斬り。3回は先頭の7番・亀井に粘られたが、最後は真っ直ぐを振らせ2回途中から3者連続三振とした。売り出し中の9番・秋広は3球三振斬り。序盤3イニングをパーフェクトで終えた。

 4回は一死から2番・吉川に初被安打となる中前打を許したが、続く坂本を空振り三振に仕留めるなどゼロを刻んだ。5回も丸を右飛、続く中島を遊ゴロに退けるなど3人斬り。5回を52球で終え二塁ベースを踏ませなかった。

 しかし0-0で迎えた6回、先頭の8番・大城に対しボール球が先行。3ボール後の高め真っ直ぐを狙われた打球は、左翼席最前列に飛び込む先制ソロとなった。それでも、続く秋広を再び3球三振に仕留めるなど後続をピシャリ。7回は二死から丸にこの試合初めの四球を与えたもの、続く中島を二ゴロに退けた。

 8回は一死から再び大城に左翼線への二塁打を許したが、代走で出場した増田大を牽制タッチアウトに仕留めピンチ脱出。続く秋広は3打席連続三振に仕留め、山本は8回93球、3安打1失点、8奪三振1四球の快投で降板した。

 オリックスは開幕戦、2012年からパ・リーグワーストタイ記録となる9連敗中。3月26日の西武戦(メットライフ)勝利へ、背番号18にかかる期待は大きい。

もっと読む