楽天・則本昂が貫禄の7回無失点　好調オリ相手に打線も万全アピール

○ 楽天 13 － 1 オリックス ●
＜オープン戦・静岡＞

　開幕2カード目の登板が内定している楽天の則本昂大投手（30）が17日、オリックスとのオープン戦に先発し、7回6安打無失点と好投。前回登板の10日・ロッテ戦で打球を脚に受けるアクシデントもあったが、不安を感じさせない貫禄の投球で万全をアピールした。

　3回一死から9番・紅林弘太郎と1番・佐野皓大に連打を浴びて一・三塁のピンチを招くも、昨季の首位打者・吉田正尚とアダム・ジョーンズの主軸をチェンジアップで連続三振に斬ってピンチ脱出。以降も要所を締めてゼロを並べた。

　最終イニングとなった7回には杉本裕太郎を外角低めの150キロで空三振に仕留めるなどスタミナ・球威ともに十分。7イニング・打者26人に対して91球を投げて被安打6、奪三振7、無四球の内容で、開幕へ向けて順調な仕上がりぶりをうかがわせた。

　打線も相手のミスを着実に得点に繋げる15安打13得点で圧倒。効率良い攻撃でOP戦初の2ケタ得点を挙げた。打撃好調の1番・辰己涼介は5打数3安打2得点と好調を維持しておりOP戦打率.481まで上昇。前日にOP戦初安打を放った5番・茂木栄五郎も1号3ラン含む3安打4打点、3番・島内宏明と6番・鈴木大地もマルチヒットを放つなど、打線の軸となる男たちが状態を上げてきた。