指揮官は姿勢を評価
オリックスは23日、育成ルーキーの佐野如一選手(さの・ゆきかず=22)を支配下選手登録すると発表した。背番号は「015」から「60」に変更となる。
佐野如は霞ヶ浦高から仙台大を経て昨秋の育成ドラフト5位で入団した右投げ左打ちの外野手。春季キャンプはB組スタートながら好アピールを見せてオープン戦にも出場し、12打席に立って4安打1四球1三振、打率.364の好成績をマーク。先発起用された19日の阪神戦では2本の長打を含む4打数3安打とラストスパートを見せ、開幕直前に嬉しい支配下昇格となった。
>>1カ月無料トライアルはこちら<<
支配下登録の知らせを受けた佐野如は球団を通じて「プロ野球に入ってから一つの目標だった支配下選手になることができて率直に嬉しいです。これまで野球を続けてきた中で、お世話になった方々に感謝の気持ちを伝えたいと思います。支配下登録をしていただいたので、チームの戦力になれるように、支配下にしてよかったと思っていただけるような活躍が一軍でできるように、これからも頑張っていかないといけないなと思います。ファンの皆さんには全力で必死にプレーしている姿を見ていただきたいですし、持ち味であるフルスイングを見てほしいと思います」とコメントした。
中嶋聡監督は「がむしゃらさが見えるからこそ、このタインミングになった。守備力も足もあるし、しつこさもある。(これからは)がむしゃらさをチームの勝利のために出さなければいけない」と、攻走守に積極的なプレーを見せ、結果を残した点を評価したと説明。「慣れというものもあるし、打って当たり前だという選手もいる。がむしゃらにやることに照れもあるだろうが、全部取っ払ってやれるチームでありたい」とチームに与える好影響にも期待していた。