山岡に見守られながら投球練習を行うオリックス・山本由伸投手

◆ 目下のところ10戦勝ちなし

 オリックスは25日、西武の本拠地で行われる今シーズンの開幕戦を前に、最後の全体練習をメットライフドームで行った。

 チームは2010年の楽天戦(京セラドーム大阪)以来、開幕戦は9連敗中(11年のソフトバンク戦は引き分け)と勝てていない。2年連続で投手の主要タイトルを獲得し、初の開幕投手を務める“若きエース”山本由伸投手に連敗ストップという“悲願”は託された。

 西武が練習を終えた後、16時から約2時間30分、最後の調整で汗を流した。アップの後、投内連係など、いつもの基本プレーに時間を割き、つい先日、支配下登録が発表された新人の佐野如一選手は、ユニフォームが間に合わず背番号「015」の練習着で参加した。

 開幕投手の山本由伸投手は「いつも通り、気負わず自分らしい投球をするだけ」と平常心を強調しながらも、「開幕はもちろん、いよいよ公式戦が始まるという気持ちの高ぶりはある」と、心地よい緊張感に包まれていることを明かした。開幕9連敗に加え、チームは昨季も開幕ダッシュに失敗して2年連続の最下位。「とにかく、勝ちたいという思いが強い。開幕戦に勝って良い流れをつけたい」と、必勝を誓う。

 春季キャンプ終盤に開幕投手を指名したとき、中嶋聡監督は「9連敗は山本が作ったわけでも、僕が作ったものでもない」と、山本に過度のプレッシャーを与えたくない意向を示していた。この日は、投球練習を終えた山本に「気負わずに。野球は自分一人でするものではない。みんなで助けるから、自信を持って投げろ」と、声を掛けたという。その一言で「肩の力が抜けた」山本は「ありがたい一言でした」と、指揮官の心遣いに感謝した。

 中嶋監督は「開幕を初めて経験する若い選手も多いが、ビビっているような選手なら使わない。攻撃的な選手であってほしい。引いたプレーをするのではなく、常に高みを目指してほしい。最後の最後まで絶対にあきらめない試合をしたい。ふがいない試合にならないよう、最後まで全力を尽くしたい」と意気込み、「一番上(優勝)を目指していく」と、力強く語った。

写真・文=北野正樹(きたの・まさき)

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ベースボールキング編集部

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