2021.03.26 17:45 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 4 | 終了 | 3 | オリックス・バファローズ |
メットライフ |
オリックスが意地を見せられるか
リーグ連覇が途絶え逆襲を誓う西武が、開幕戦9連敗中のオリックスをリニューアルした本拠地・メットライフドームに迎えての開幕カードとなる。
オープン戦は、西武が8勝5敗1分けの3位、オリックスが7勝7敗3分けの5位タイ。そのオープン戦では両者の対戦が1度あったが、開幕カードのローテが登板するタイミングだったこともあり、オリックスはリリーバー10投手による継投を見せるなど、本番を見据えた徹底采配を見せた。ちなみに開幕戦9連敗中のオリックスにとって、そのうちの2試合(2015年、2016年)は西武戦であり、いずれも1点差の接戦を競り負けている。
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【オープン戦の戦績】
オ:△★ ★☆☆ ☆☆ ★☆☆ ☆★★★★△(7勝7敗3分け)
中軸の前に走者をおけるか
リーグ連覇中に猛威を奮っていた山賊打線が鳴りを潜めた昨季だったが、不振を囲った森友哉と山川穂高がオープン戦では良い状態をキープ。その後ろに控えるベテラン・栗山巧も好調だ。そういった意味では、その前後、特に前を打つ1番・2番の出塁率が重要になるだろう。開幕カードはエース級が並び、特に開幕戦の山本由伸は過去2年、まったく打てていない。1試合で1点を取れるか取れないかという状況で、どのように活路を見出すのか、足技、小技を含め、指揮官の采配にも注目だ。
課題の投手陣は、先陣をきる髙橋光成が昨季、オリックス相手に4登板で3勝1敗、防御率1.93と好投しているものの、対する山本由伸も前述したように4登板で2勝1敗、防御率0.93という成績で、投手戦は必死か。先発ローテの残りのふたり(浜屋、平井)は、初の開幕ローテ。長いイニングをほぼ経験していない不安はあるが、今季も9回打ち切りということで、昨季存在感を示した救援陣を惜しみなく注ぎ込んで乗り切りたいところ。森脇亮介の不在を受け、宮川哲、佐野泰雄、ギャレットらの状態がカギを握りそうだ。
若手がどちらに転ぶのか
対するオリックスは、中島聡監督の下で昨季終盤から若手を積極的に起用。今季も実戦の中で若手が結果を残し、二遊間は高卒3年目の太田椋、高卒2年目の紅林弘太郎というフレッシュな顔ぶれでスタートすることになりそうだ。ここにリードオフマンとして、飛躍の期待がかかる佐野皓大を加えた若手野手陣が塁を賑わすことができれば、後ろに控える吉田正尚、モヤ、頓宮裕真らが好調なだけに、一気にスタートダッシュを切ることができるかもしれない。若手の存在が吉と出るか凶と出るか、注目だ
投手陣に関しては、開幕カードに登板するであろう、山本由伸、宮城大弥、山岡泰輔がオープン戦でも安定しており、大崩れする心配はなさそう。特に初戦のマウンドに上がる山本は一昨年から西武打線相手に圧巻の成績を残している。あとは打線が先発陣を援護できるかという近年の課題と、後ろを任せることになる投手陣のパフォーマンス次第となりそうだ。投打の若い力が開幕から良い方向に転べば、近年の悪夢を払拭し、最高のスタートを切ることができるかもしれない。
過去の対戦成績を振り返ると…
【近年の対戦成績】
20年:西武 11-1-12 オリックス
19年:西武 17-0-8 オリックス
18年:西武 14-2-9 オリックス
17年:西武 11-0-14 オリックス
16年:西武 13-0-12 オリックス
西武のリーグ連覇中はオリックス相手に勝ち星を稼いでいたが、その2年間を除くと勝ち星はほぼ五分。昨季もオリックスに負け越しており、特に得点圏打率が1割台と、チャンスで1本が出なかった。ちなみに昨季のメットライフドームでの戦績も、西武の6勝5敗1分けと、こちらもほぼイーブンとなっている。
予想スタメン
▼ 西武(中)金子侑司
(左)鈴木将平
(捕)森 友哉
(一)山川穂高
(指)栗山 巧
(二)外崎修汰
(三)中村剛也
(右)木村文紀
(遊)源田壮亮
▼ オリックス
(中)佐野皓大
(二)太田 椋
(左)吉田正尚
(指)ジョーンズ
(一)モ ヤ
(捕)頓宮裕真
(右)杉本裕太郎
(三)宗 佑磨
(遊)紅林弘太郎
試合情報(予想先発)
▼ 3月26日(金)西武(髙橋光成)-オリックス(山本由伸)
<メットライフドーム/17時45分>
▼ 3月27日(土)
西武(浜屋将太)-オリックス(宮城大弥)
<メットライフドーム/14時>
▼ 3月28日(日)
西武(平井克典)-オリックス(山岡泰輔)
<メットライフドーム/13時>