2021.03.26 18:30 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 8 | 終了 | 2 | 千葉ロッテマリーンズ |
PayPayドーム |
開幕で因縁のカード再び
連覇を目指すソフトバンクが、2年連続で負け越しているロッテを本拠地に迎える開幕カード。2年連続で同一カードとなったが、昨年はソフトバンクが開幕戦をサヨナラで飾ったものの、その後は連敗して負け越している。昨季は終盤にロッテを粉砕して一気に優勝へと突っ走ったが、今季は開幕カードから近年の成績を覆す勝利を手にしたいところ。一方のロッテとしても、もう少しのところで捕まえきれなかった昨季の雪辱を果たすべく開幕から持ち前の粘り強さを発揮できるか。
オープン戦はお互いにベストの陣容ではないがらも勝ち越すなど、まずまずの状態。ソフトバンクはチーム打率こそ高くなかったが、チーム防御率2.09という圧倒的な投手力で得点を与えなかった。一方のロッテも投手陣は比較的安定し、一発こそ多くなかったが、期待の若手にチャンスを与えつつ、機動力を生かした攻撃で得点力をカバーしていた印象だ。
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【オープン戦の戦績】
ロ:△☆ ☆★ ★☆★☆-★ ★☆ ☆☆-(7勝5敗1分け)
「打」に不安も「投」は万全
ソフトバンクは、アキレス腱の状態により合流が遅れていた柳田悠岐が間に合ったことが大きい。最後の広島3連戦でしっかりヒットも出て昇り調子で開幕を迎えることができる。グラシアルやデスパイネも開幕に間に合ったが、状態が上がるまではもう少し時間を要することになりそう。また、昨季ブレイクした周東佑京、栗原陵矢らに当たりが出ていないのは気になるところ。
一方の投手陣は、先発陣、リリーフ陣ともにオープン戦で盤石の成績を残した。エース・千賀滉大が開幕にこそ間に合わなかったが、合流までは秒読み段階。初の開幕戦を任された石川柊太も最後はしっかりとまとめてきた印象だ。昨季の対ロッテは1勝1敗ながら防御率は「2.77」。3戦目の和田毅にいたっては2勝0敗、防御率0.52だった。リリーフ陣もモイネロは間に合わなかったが、岩嵜、泉、杉山、津森、髙橋純、田浦、嘉弥真と枚数は揃っている。
今年も“鷹キラー”は健在か
対するロッテは、昨季のソフトバンク戦で好成績を残していた、井上晴哉とレアードが間に合わず、福田秀平と共に二軍スタートとなった。それでも、荻野貴司と中村奨吾が、いずれもソフトバンク相手に3割超の数字を残しているのは心強い。また、今季台頭した山口航輝に加え、昨季の4番・安田尚憲にもようやく当たりが出てきた。OP戦期間、足で存在感を示していたルーキーの小川龍成が膝を痛めてしまったが、和田や岡などの機動力も生かして攻略したいところだ。
投手陣は、開幕戦に登板する二木康太が抜群の制球力を発揮し、オープン戦では3試合(13回)に登板して防御率0.00と素晴らしい成績を残した。昨季もPayPayでは2戦2勝、防御率2.08と好投しており、いいイメージを持って初の大役に挑めるはずだ。昨季も7戦5勝1敗と“キラー”ぶりを発揮した美馬学と共に連勝を飾り、3戦目に控えるルーキー左腕・鈴木昭汰につなげることができるか注目だ。
過去の対戦成績を振り返ると…
【近年の対戦成績】20年:ソフトバンク 11-1-12 ロッテ
19年:ソフトバンク 8-0-17 ロッテ
18年:ソフトバンク 15-1-9 ロッテ
17年:ソフトバンク 18-0-7 ロッテ
16年:ソフトバンク 16-1-8 ロッテ
直近5年:68勝(3分け)53敗
昨季もロッテがソフトバンクを苦しめたが、終盤のPayPayドームで底力を見せつけられた。それでも日本シリーズ4連覇中のチーム相手に、2年連続の勝ち越しは流石。ソフトバンクはZOZOマリンでの試合を苦手にしている感はあるものの、大きく負け越した19年もPayPayドームでは6勝7敗と、ほぼ互角だった。
予想スタメン
▼ ソフトバンク(二)周東佑京
(遊)今宮健太
(中)柳田悠岐
(左)グラシアル
(指)デスパイネ
(一)中村 晃
(三)松田宣浩
(右)栗原陵矢
(捕)甲斐拓也
▼ ロッテ
(左)荻野貴司
(中)藤原恭大
(右)マーティン
(三)安田尚憲
(一)山口航輝
(二)中村奨吾
(指)菅野剛士
(捕)田村龍弘
(遊)藤岡裕大
試合情報(予想先発)
▼ 3月26日(金)ソフトバンク(石川柊太)-ロッテ(二木康太)
<PayPayドーム/18時30分>
▼ 3月27日(土)
ソフトバンク(高橋礼)-ロッテ(美馬学)
<PayPayドーム/13時>
▼ 3月28日(日)
ソフトバンク(和田毅)-ロッテ(鈴木昭汰)
<PayPayドーム/13時>