ニュース 2021.04.01. 11:00

ロッテ・本前郁也がプロ初先発!OP戦の最終登板で掴んだ手応え

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ロッテ・本前郁也(写真は2020年)
 「嬉しいの一言です。とにかく支配下登録目指すというのを忘れずに、どんなときでも頭に入れて1年間過ごした。支配下選手になれてよかったです」。

 3月14日に育成選手から支配下選手登録となったロッテの2年目・本前郁也は1日の楽天戦で、プロ初登板・初先発を果たす。

1年目の昨季はファームの先発に定着



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 本前は19年育成ドラフト1位でロッテに入団。育成1年目の昨季は8月17日の楽天との二軍戦で初先発を果たすと、そこからシーズンを終えるまで主に先発を務め、11試合に登板し、2勝0敗、防御率2.56という成績を残した。特に9月は3試合に先発・16イニングを投げ、イニング数を上回る19奪三振、与えた四死球はわずかに3つ、防御率0.56と抜群の安定感を誇った。

 「最初の方はプロとアマチュアの差に慣れていないというのがあった。後半は二軍のバッターに対して投げられていたが、一軍で出ている人がファームの試合に出て対戦していると、また違った。一軍クラスのバッターと対戦して、感じるものは多かったと思います」。


和田と自主トレ


 2年目の今季に向けて、「体力面と体力面を支えるなかでも、1試合通してフォームを安定させるということで、体幹のメニューも結構増やした感じです」と、テーマを持って自主トレに励んだ。

 そのなかで、ソフトバンクの和田毅と自主トレを行った。和田と自主トレに至った経緯について本前は「一番最初は大隣コーチです。1年目で何も知らない状況で、(20年2月の)石垣島のキャンプが終わって浦和に帰ってきたときくらいに『自主トレはどこに行くんだ!』と言われて、さすがに決まっていないですと伝えたら『和田さんのところに行ってみれば』と言われ、そこから土肥さんと話してみてという感じです」と明かした。

 本前は和田と自主トレをするなかで、「和田さんは走ることを、自分の軸としてやっていると言っていた。自主トレでもランニングメニューが多かったです」と今年の2月で40歳となったベテランの凄さを肌で実感し、「長くやっていくなかで自分の軸になるものは作っていかないといけないと思いました。自分も早い段階で見つけられればいいかなと思います」と長く現役を続けるための秘訣を学んだ。

 そして、自主トレ中の1月19日に球団から発表された春季キャンプのメンバーに、育成選手でありながら異例の一軍キャンプに大抜擢された。「ここでいい印象になるように自主トレで準備していこうと思ってやっていました」と、自主トレにさらに力が入った。


春季キャンプからアピール


 春季キャンプがはじまってからは、2月8日に行われたシート打撃で育成のサントスに対し19球を投げ、安打性のあたりを1本に抑える。2月13日からの沖縄遠征にも帯同し、2月18日の楽天との練習試合で2回を1失点に抑えると、2月24日のソフトバンク戦では3回無失点とアピールを続けた。春季キャンプが始まる前は支配下選手登録を目指す投手だったが、投げるたびに存在感を示し、開幕先発ローテーション入りも見える狙える位置につけてきた。

 3月に入ってからも、オープン戦初登板となった3月11日の楽天戦で3回を無失点、14日に支配下選手登録を掴み取った。支配下選手登録後、初登板となった3月17日の日本ハム戦も、変わらず安定した投球を披露し、4回1/3を4安打無失点に抑えた。

 本前は一軍の対外試合で登板するなかで、「(実戦の)最初の方は、打者もピッチャーの球を打っていないので、打ち損じかなというのはあったんですけど、札幌ドームで投げた5回途中で降りた試合は少し手応えが少しあったかなと思います」と話す。

 手応えをつかんだ場面というのが、「4回にピンチで中田さんをダブルプレーに打ち取った場面と、その後に大田泰示さんを抑えたときにいけるかもしれないと思いました」とのことだ。

 この日の登板では、立ち上がりからストレート主体のピッチングだったが、4回無死一、二塁から中田翔に対し、この日あまり投げていなかったツーシームで遊併に打ち取ると、続く大田泰示を投手ゴロでピンチを凌いだ。本前は「後半に使っていこうとキャッチャーの田村さんと話していて、ああいう場面がきたので、しっかり投げ込めてよかったなと思います」と自信を深めた。

 オープン戦の最後の登板で、少し手応えを得たなかで、いよいよ14時からはじまる楽天戦でプロ初登板・初先発となる。「気持ちの作り方というのは毎試合同じなので、そこはオープン戦と違うから何を変えるというのはしないように。逆に変えてしまったら力んでしまうと思うので、いつも通りにしていければなと思います」。チームは開幕から5連敗と、まだひとつも白星がない。苦しいチーム状況のなかで、チームにそしてプロ初登板となる自身に勢いをもたらすような投球に期待したい。

取材・文=岩下雄太

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