2021.03.31 17:45 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 3 | 終了 | 5 | 東京ヤクルトスワローズ |
横浜 |
ドラ1・入江は5回5失点デビュー
開幕から未だ勝ち星のないDeNAは31日、新型コロナウイルスの陽性判定を受け、青木宣親、内川聖一、山田哲人といった中軸を欠いたヤクルトに3−5で惜敗した。
DeNAの先発はドラフト1位ルーキー・入江大生。最速152キロのストレートを軸に、真っ向勝負で挑んだが、初回から先頭打者に出塁を許す苦しい内容。3回には先頭のピッチャー・高梨裕稔とトップバッターの山崎晃大朗に連打を許し、送りバント後に好調・塩見泰隆に2点適時打を打たれた。
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5回には再び塩見にタイムリーを浴び、勝負を挑んだ村上宗隆にフルカウントからストレートを左中間スタンドへ運ばれた。結局、この回で降板し、5回85球、被安打8、与四球1、奪三振3、失点5で、悔しい黒星スタートに。入江は試合後、「チームとして1勝もできていなかったので、自分のピッチングで勝利を手繰り寄せられるような投球をしたかった。このような結果になってしまい本当に申し訳ないです」と悔しさをにじませた。
三浦大輔監督も「2巡目、3巡目のところの変化球の精度は反省点」としながら、「初登板というところで緊張もあったと思う。その中で、しっかりと腕を振って投げられていた。堂々とした内容だったと思います」と及第点を与えた。
一方の打線は、ヤクルトの投手陣相手に、ドラフト2位ルーキー・牧秀悟の3ランホームランによる得点のみに抑えられ、前日から続く悪い流れを断ち切る事ができなかった。
それでも投手陣は、6回にルーキー池谷蒼大がデビューし、無失点でチームに勢いをつけ、7回を平田真吾、8回を伊勢大夢、9回を砂田毅樹が無失点でリレー。途中出場のキャッチャー・山本祐大が自慢の肩で盗塁を阻止すれば、1番・桑原将志はマルチヒットに好守を披露し、スタンドを沸かせた。
指揮官は「良いところもいっぱい出てきている」と、ルーキーを含む若い力の台頭に光を見出し、「明日こそは勝ちに繋げられるようにしたい」と白星を誓った。思いの外遠い1勝に向け、明日こそは横浜に歓喜を届けたい。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)