◆ 5点リードの5回に2被弾、勝利投手の権利得られず…
パドレスのダルビッシュ有投手(34)が現地時間1日(日本時間2日)、本拠地ペトコ・パークで行われたダイヤモンドバックスとの開幕戦に先発登板。5回途中8安打4失点で降板し、移籍後初勝利はお預けとなった。
昨年12月にカブスからトレードで移籍し、レンジャーズ時代の2017年以来、自身2度目の大役を託された昨季の最多勝右腕。初回、二塁内野安打と右前打などで二死一、二塁のピンチを招くと、5番・カブレラに左前適時打を許し1点を先制された。2回は二死から打撃力に定評のある相手先発の9番・バムガーナーに左中間フェンス直撃の二塁打を許すも、続くロハスを空振り三振斬り。ピンチで踏ん張りゼロを刻んだ。
すると直後の2回裏、パドレスは一死満塁の好機を作り、ダルビッシュの“専属捕手”として、ともにカブスからトレード加入した8番・カラティニが逆転打となる2点適時打を中前へ。頼りになる女房役がバットでも右腕を援護した。
逆転してもらったダルビッシュは、3回、4回といずれも二塁打を浴びるも得点は許さず。味方打線は3回以降も得点を重ね6-1と5点リードで5回のマウンドに上がったが、一死から2番・マルテに中越えソロを浴びたあと、二死一塁後、5番・カブレラには右越えの2ラン被弾。勝ち投手の権利まであと1アウトという場面だったが、ここで無念の降板となった。
移籍後初登板は、4回2/3を投げ2本塁打含む8安打4失点、6奪三振1四球の内容。パドレスは2番手・ヒルも2本の本塁打を浴び、1イニング計4被弾で6-7と試合をひっくり返されてしまった。それでも、6回以降はリリーフ陣が無失点でつなぎ、打線は7回、7番・プロファーの中犠飛で再び勝ち越し。シーソーゲームとなった開幕戦を8-7で制し白星スタートを切った。