まさにマンガ…
エンゼルスの大谷翔平選手(26)は現地時間4日(日本時間5日)、本拠地で行われているホワイトソックス戦に「2番・投手」で先発出場。
初回、最速161.9キロをマークして与四球1、被安打なしの1奪三振で立ち上がると、直後の第1打席で先制の第2号ソロを放った。
“二刀流”完全復活に挑むメジャー4年目の大谷翔平。この日は渡米後はじめてチームがDH制を解除し、「2番・投手」でスタメン。1試合で投手・打者をこなすこととなった。
重要な立ち上がり、先頭を二ゴロに仕留めてまずアウトを1つ取ると、つづくアダム・イートンには161.9キロの速球を見せてからスプリットで落とし、狙い通りの空振り三振。
3番のホセ・アブレイユに対してはフルカウントから歩かせたものの、4番のヨアン・モンカダは遊ゴロに仕留めて初回をゼロ。無難な立ち上がりを見せる。
そして、球場が歓声に包まれたのが1回裏のエンゼルスの攻撃。
一死走者なしで打席に向かった大谷は、相手先発ディラン・シーズの投じた初球、高めややボール気味の球を迷わずフルスイング。ものすごい打球音とともに発射された打球は、あっという間に右中間スタンドに突き刺さった。
投手として初回を投げた直後の打席で、自身を援護する特大のソロ。投げては100マイル越え、打ってもホームラン…。まさに「“二刀流”、ここにあり」を見せつける最高のスタートを切った。