グッズ担当は大慌て…?
西武の愛斗選手(24)は9日、ZOZOマリンで行われているロッテ戦に「6番・右翼」で先発出場。
2回の第1打席でロッテ先発・二木康太から今季第1号のソロを放ち、これが嬉しいプロ初本塁打となった。
地元・埼玉の花咲徳栄高から2015年のドラフト4位で入団した、プロ6年目の右打ち外野手。
昨季もファームでチームトップの10本塁打をマークするなど、パンチ力が魅力の若きスラッガー候補であるが、昨季までの5年間では60試合の出場で本塁打が出ていなかった。
今季もスタートは二軍だったが、主軸に故障者が相次ぐチーム事情もあって4月8日に一軍昇格。その試合から即スタメン出場を果たすと、この日も2試合連続でスタメン入り。その第1打席で、待望の一発が飛び出す。
前の打者が三振に倒れ、一死走者なしの場面。3ボール・2ストライクのフルカウントから、二木が投じた低めの速球をフルスイング。
高々と舞い上がった打球は、レフトが途中で追うのを諦めるような完璧な当たり。スタンド中段に飛び込む今季1号の先制ソロとなった。
今季の西武はルーキーのブランドンが3月30日に放ったプロ1号を皮切りに、31日には負傷の山川穂高に代わって緊急昇格した6年目の呉念庭が待望のプロ初アーチ。
さらに4月に入って4日のソフトバンク戦では、ドラフト1位ルーキーの渡部健人がプロ初出場・初スタメンの第3打席で一発。極めつけはドラフト4位ルーキーの若林楽人も、7日の楽天戦で則本昂大からプロ初本塁打。開幕から空前のメモリアルラッシュとなっていた。
そろそろ「プロ初本塁打グッズ」の企画が追いつかなくなりそうな勢いだが、現場からすればそれも嬉しい悲鳴。主力野手が相次いで離脱する緊急事態のなか、どんどん出てくる西武の“若き新星”候補から目が離せない。
コメント
▼ 愛斗(2回にプロ1号の先制ソロ)
打ったのはストレートです。
打った瞬間、ホームランになると思いました。
とにかく、塁に出ようという気持ちで打席に入りました。
いつも通り冷静に打席に立つことができたと思います。
(ファームでも好調だったが)
いつも通りやって来たことを出そうと。それだけです。