◆ 米でも先発調整、週末の二軍戦に登板予定
ソフトバンクのニック・マルティネス投手(30)は13日、オンラインでの入団会見を実施。「グレイトな気持ち。4年連続日本一のチームに入れた喜びと、あとは自分のベストな力を出して、さらなる連覇に貢献するため頑張っていくだけ」と意気込みを口にした。
マルティネスは2018年から日本ハムでプレーし、来日1年目から10勝(11敗)を記録するなど活躍。翌年は故障により一軍登板ゼロに終わったが、昨季はケガを乗り越えて17試合に登板し、2勝7敗1ホールド1セーブ、防御率4.62という成績を残していた。
昨年12月に自由契約選手として公示され、今春キャンプインを目前に控えた1月30日にソフトバンク入団が発表。新型コロナウイルス感染拡大による入国制限により来日が遅れていたが、3月30日に入国し、この日からチームに合流した。
入団会見に同席した三笠GMは「昨年活躍してくれた外国人の退団もありましたので、先発ローテーションを担える投手を1人獲得したいというような状況」と、日本球界での実績があるマルティネス獲得の経緯を説明。右腕には「日本での経験、パ・リーグでの経験を生かして先発ローテーションの一角を担ってもらえたら」と、改めて先発投手としての期待を口にした。
アメリカで調整していたマルティネスは「基本的には毎日練習していたし、後半のキャンプの時期にはライブBPもしていた。最終的には4~5イニングを投げるくらいの球数を投げていた。日本に来て最初からやり直すわけにもいかないので、少しでもいい状態をと練習していた」と、これまでの調整を振り返った。
今後の調整については、14日にファームでシート打撃に登板し、18日の二軍戦で移籍後初登板の予定。先発ローテーション入りを見据え、ファームで調整を続けていくと見られる。