ニュース 2021.04.15. 22:56

ソフトバンクが“4番”栗原の一打で逆転勝ち「シーズン終わるまで試合に出たい」

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ソフトバンク・栗原陵矢 (C)Kyodo News
2021.04.15 18:00
福岡ソフトバンクホークス 4 終了 3 オリックス・バファローズ
PayPayドーム

今カードは全試合で打点を記録


 ソフトバンクが4番の一振りで試合を決め、リーグ一番乗りの10勝に到達した。

 試合は、ソフトバンクの武田翔太、オリックスの増井浩俊の両先発が粘りの投球を見せスコアレスのまま立ち上がったが、5回表に2本のヒットと犠打で一死二、三塁とオリックスが好機を作り、3番・吉田正尚は捕ゴロに倒れたが、4番・中川圭太の当たり損ないの打球が二安打となって先制。さらに5番・T-岡田がしぶとくセンター前に運ぶ2点適時打を放って、3−0とした。

 ところがその裏、一死後に甲斐拓也のヒットと今宮健太の四球で一、二塁とし、周東佑京の適時打で反撃。さらに二死後、グラシアルのセンターに抜けそうな当たりを大城に好捕されたが、一塁への送球がそれて1点差とした。ここで「先輩たちがつないでくれたチャンス。自分もその勢いに乗りたいと思って打席に入った」という栗原陵矢が、追い込まれながらも2点適時二塁打を放って一気に逆転した。

 その後は盤石のリリーフ陣が6回からマウンドに上がり、ベンチ入りメンバーから外れた森唯斗に替わって守護神を務めたモイネロが最後を締めて試合は終了。武田が今季初白星を手にし、今カードの勝ち越しを決めて首位に浮上した。

 前日から4番に入っている栗原は、「小久保ヘッドには、ただの4番目だからプレッシャーを感じなくていいと言ってもらっていたので楽に打席に入りました」と語り、「試合前の声出しで中村選手会長が“チャレンジしよう”と言っていたので、そういう気持ちを全員が持てて、一致団結していろんなことにチャレンジできているのかなと思います」とチームが良い雰囲気の中で試合に臨めていることを明かした。

 また、自身については「全試合出たいという思いの中、今年始めていますし、しっかりシーズン終わるまで試合に出たいという気持ちでやっています」とコメント。チームの主軸として最後まで勝利に貢献していくことを誓った。

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