本拠地でのレンジャーズ戦に先発登板したエンゼルスの大谷翔平

◆ 投球制限がある中、5回を投げ切ることはできず

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が現地時間20日(日本時間21日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのレンジャーズ戦で今季2度目の先発登板。7四死球を与えながらも4回無失点と粘ったが、5回を投げ切れず3年ぶりの白星はお預けとなった。

 今季初登板だった4日(同5日)のホワイトソックス戦は「2番・投手」のリアル二刀流で出場。この日は投手に専念し、2018年5月20日(同21日)のレイズ戦以来となる白星を目指した。その立ち上がり、一死から3連続四球を与え満塁のピンチを招いたが、5番・ソラック、6番・カルフーンをいずれも最後はスプリットを振らせ連続三振斬り。28球を要しながらも無失点スタートを切った。

 2回も先頭のトレビノから空振り三振を奪い、前の回から3者連続三振をマーク。続く8番・ガルシアには4つ目となる四球を与えたが、9番・ホルトの打席でバッテリーを組むカート・スズキが見事なストライク送球で盗塁を阻止。ホルトには初安打となる中前打を許すも、続くカイナーファレファを空振り三振に仕留めゼロを刻んだ。

 3回は二死から四球を許すも、最後はソラックを中飛斬り。1点を先制してもらった直後の4回も二死から連続四死球を与え得点圏に走者を背負ったが、最後は1番・カイナーファレファを空振り三振に退けピンチを脱した。

 大谷は4回まで粘りゼロを並べたが、試合前にマドン監督が「(投球数は)75球から80球くらい」と話した通り、4回80球、1安打無失点、7奪三振7四死球の内容で降板。防御率は1.04となったがいずれも毎回の7奪三振7四死球で5回を投げ切れず、3年ぶりの白星は次戦以降にお預けとなった。

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ベースボールキング編集部

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