凄まじい打球音を残して右中間スタンドへ…
エンゼルスの大谷翔平選手(26)は現地時間6日(日本時間7日)、本拠地で行われているレイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。
3回裏の第2打席に右中間スタンドへ叩き込む今季第10号の2ランを放った。
前日は投手専念のため打順からは外れ、現地4日以来の打席となった“二刀流”。
初回の第1打席はコリン・マキューの前に空振り三振に倒れたが、第2打席ですぐにアジャストして見せる。
味方が1点を先制し、なおも二死二塁で巡ってきた打席。その初球、変化球をひと振りで捕らえると、打球は凄まじい快音を残してあっという間に右中間スタンドへ。今季第10号の2ランを叩き込んだ。
打者としての28試合目の2ケタ本塁打到達は、2019年に自身が記録した「44試合」を更新する日本人メジャーリーガーの最速記録。
ちなみに、その年は手術明けの影響で10号到達が6月27日だったため、“日付”で見る10号の最速記録は2004年の松井秀喜(ヤンキース)が記録した6月4日。今季の大谷はその記録も1カ月近く塗り替えて見せた。
2004年の松井は最終的にシーズン31本塁打を記録。このペースで行けば、シーズン40本塁打、夢の50本塁打というところも現実味を帯びてくる。
投手を並行して行う“二刀流”の完全復活イヤーのなかで、本塁打をどこまで伸ばしていくことができるか。今後も目が離せない。