◆ 3戦連続QS、2勝目の権利を持って降板も…
マリナーズの菊池雄星投手(29)が現地時間11日(日本時間12日)、敵地ドジャー・スタジアムでのドジャース戦に先発登板。メジャー移籍後自己最多の11三振を奪うなど7回途中6安打3失点の力投で2勝目の権利を持って降板したが、リリーフ陣が逆転を許し今季2勝目はお預けとなった。
1点の援護点をもらい初回のマウンドに上がった菊池。3番・ターナーを空振り三振に仕留めるなど3者凡退の好スタートを切った。2回は安打と四球で無死一、二塁のピンチを招いたが、6番・テーラーを空振り三振に仕留めたあと、7番・ノイジーは右飛。8番・ラックスには右翼線へ鋭い当たりを弾き返されたが、右翼・ハニガーが倒れ込みながら好捕し、菊池は帽子を取って感謝の意を示した。
3点リードに変わった直後の4回、5番・マンシーに右越えソロを浴びたが、続くピンチを凌ぎ最少失点。5回も二死から得点圏に走者を背負ったが、最後は2番・シーガーを中飛に退け勝利投手の権利を得た。4-1と再び3リードで迎えた6回は、3番から始まるクリーンアップを3人斬り。続投した7回は2本の安打を許し、一死一、二塁の場面でマウンドを降りた。
2番手左腕・ミシェビチが二死満塁から2点適時打を許し、菊池は7回途中106球、6安打3失点、11奪三振1四球の内容。3試合連続でクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成し、防御率は4.30となった。
マリナーズは4-3と1点リードで迎えた8回、3番手のモンテロが痛恨の逆転3ラン被弾。この瞬間、菊池の白星は消滅した。