ニュース 2021.05.31. 08:00

ロッテ、広島投手陣に3連戦で「533」球投げさす 塁に出れば1つ先の塁を狙う

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ロッテのマーティン
 広島との3連戦に2勝1敗で勝ち越したロッテは、攻撃面においてこの3試合、制球に苦しむ広島投手陣に533球(1戦目:189球、2戦目:181球、3戦目:163球)を投げさせ、塁に出てからは積極的な走塁で1つ先の塁を奪い盗塁は11個(1戦目:3盗塁、2戦目:3盗塁、3戦目:5盗塁)決めた。奪った得点は8点、7点、7点だった。

 この3試合で1イニングに30球以上投げさせたのは4度。そのいずれも得点に繋がり、1つ先の塁を奪う好走塁があった。

 28日の広島戦では、立ち上がり制球に苦しむ矢崎拓也に対し、32球を投げさせ2点を奪った。初回一死走者なしからマーティンが四球を選ぶと、続く中村奨吾が2ボール2ストライクから6球目を左中間方向にフライを打ち上げる。強風の影響もあり、センター・西川龍馬がレフト・松山竜平と重なりながらボールを捕球すると、一塁走者のマーティンがタッチアップし二塁へ進塁。4番・レアードの2ランで2点を先制した。

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 同日の2-7の5回に37球を投げさせ3点を挙げた。この回先頭の藤岡裕大、続く佐藤都志也の連続四球で一、二塁とし、荻野貴司の右飛で二塁走者の藤岡は三塁へタッチアップ。一死一、三塁でマーティンの打席中に一塁走者の佐藤が盗塁を決め、二、三塁とし、マーティンが四球で満塁に。中村奨吾が粘りに粘って7球目のスライダーをレフト前に2点適時打を放った。なお一、二塁と好機は続き、打席にはレアード。4番打者の打席ではあるが、二塁走者・マーティン、一塁走者・中村が矢崎の投球モーションを完全に盗み、ダブルスチールを決める。二、三塁となると、レアードが放った打球は強風にあおられながらセカンドの後方へ飛び、広島のセカンド・安部友裕は捕球体勢が崩れ、倒れこむようにキャッチ。それを見た三塁走者のマーティンが一気にホームを陥れた。

 3度目は、29日の4-3の8回にエチェバリアの3ランで3点を挙げた攻撃。4-3の8回一死走者なしから代走で途中出場していた和田康士朗が、この日の初めての打席、コルニエルから四球を選び出塁し、続く岡大海の2球目に二塁盗塁を決める。岡は1度もバットを振らず四球を選び、藤岡は3ボール2ストライクから6球目を打ち投ゴロに打ち取られるも、和田、岡ともに進塁。8番・エチェバリアがコルニエルから来日初本塁打となる第1号3ランを放った。このイニングから登板したコルニエルを足で揺さぶり24球を投げさせ、後を受けてマウンドにあがった高橋樹也に対しても10球と、このイニングだけで広島投手陣に34球を投じさせた。

 30日の試合でも、0-0の2回に一死走者なしから角中が四球で出塁すると、先発・ネバラスカスの投球モーションを完全に盗み二塁盗塁成功。エチェバリアが空振り三振に倒れ二死となったが、4試合ぶりにスタメン出場となった7番・安田尚憲がライトへ適時二塁打を放ち先制する。続く藤岡も、2ボール2ストライクから7球目のカーブを左中間に運ぶ適時二塁打。佐藤の四球、荻野の内野安打で満塁としたが、マーティンが一直に倒れ、大量得点とはならなかったものの、この回だけでネバラスカスに40球を投げさせた。

 広島との3連戦では制球に苦しむ投手陣に対し、初球から打ったケースは8度(初球死球を食らったマーティンは含まない)。8得点を挙げ1試合で189を投げさせた28日の試合は、初球打ちしたのは5-10の8回無死一塁の場面で、中崎翔太からレフトへ二塁打を放ったレアードだけ。29日の試合も初球打ちしたのは、1-1の4回一死走者なしの打席で、エチェバリアが玉村からライト前に安打を放った1度のみ。

 初球を見逃すケースは多かったとはいえ、ストライクゾーンに来れば積極的に初球から振っていく姿勢はしっかりとあった。ボール球を見送り、塁に出れば積極的に次の塁を狙う。昨年見せていたマリーンズらしい“いやらしい攻撃”が光った広島との3連戦だった。

文=岩下雄太
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