○ DeNA 4 － 3 ソフトバンク ●
＜1回戦・横浜＞

　DeNAはドラフト2位ルーキー・牧秀悟の決勝打を含む4打数4安打3打点の大活躍で逆転勝ち。カード初戦を制し交流戦の貯金を「2」に増やした。

　DeNAは2回に7番・牧秀悟の適時打で先制したものの、先発のピープルズが4回3失点とリードを守りきれず降板してしまう。それでも、2番手・平田真吾から国吉佑樹、三上朋也と繋いだリリーフ陣が8回まで一人の走者も許さないパーフェクトリリーフを展開。

　すると2点ビハインドの8回、5番・宮﨑敏郎の適時二塁打で1点を返すと、6番・ソトが敬遠されて一死満塁の絶好機。この日3安打を放っていた牧が右中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放ち逆転に成功した。

　4－3の9回は守護神の三嶋一輝が二死一塁から牽制悪送球でピンチ拡大かと思われたが、カバーに入った二塁手・牧が三塁へストライク送球を送り、代走・周東佑京をタッチアウト。最後も殊勲のドラ2ルーキーが試合を締めた。

　お立ち台に上った牧は、決勝打の場面について「前回の楽天戦で無死満塁の場面で打てなくて、それを意識して『タッチアップでもいい』くらいの気持ちで打つことが出来ました」とコメント。「ここ最近は自分らしいバッティングが出来なかったので、今日は自分らしいバッティングを貫こうと思い臨みました」と胸を張った。

　三浦大輔監督は「ここっていうところでも打ってくれて、本当に頼もしい選手です」と牧を称えつつ、「リリーフの投手が流れを渡さずになんとか引き止めてくれた」と6回以降ノーヒットリレーで繋いだブルペン陣についても称賛。「最後はミスもありましたけど、この流れを止めないように続けていきます」とカード勝ち越しがかかる明日を見据えた。