2021.06.01 17:45 | ||||
中日ドラゴンズ | 1 | 終了 | 0 | 千葉ロッテマリーンズ |
バンテリンドーム |
強力ロッテ打線に二塁を踏ませぬ快投を披露
中日・先発の柳裕也投手(27)が、3年ぶりプロ2度目の完封で5勝目(1敗)をマーク。チームは3連勝で交流戦の首位キープにも成功した。
試合前まで12球団トップの防御率1.62をマークしていた柳は、3回までパーフェクト投球を展開。4回に二死から四球を与えたが、一発のある4番・レアードを打ち取り、5回まで安打を許さず、二塁すら踏ませない投球が続いた。
6回一死から代打・加藤に初被安打となる左前打を許したが、続く荻野を投ゴロ併殺斬り。7回以降は再びロッテ打線を完璧に封じ、9回107球、1安打無失点、8奪三振1四球という圧巻の内容でチームを勝利に導いた。
6月1日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で今回の一戦を振り返った解説の谷沢健一さんは「低めの制球力と、カットボールにしても、チェンジアップにしても、ストレートにしても、コーナーの出し入れが非常にうまい」とベタ褒め。
さらに、去年のシーズン終盤から変わったことがあると述べ、「打者目線から見ると、リリースポイントの位置がずいぶん体に隠れるようになった」と指摘。「以前はもっとリリースポイントの位置が高かった。ボールを離す位置が打者に見やすく、それが手の位置が変わったことで、なかなか的を絞れなくなった」と続け、リリースポインの変化を好結果の要因に挙げた。
また、同日の放送に出演していた解説者の斎藤雅樹さんも柳のピッチングに言及。「すべての球種を操れている。勝負球として使えているので、楽なピッチングができている」と評し、その安定感を強調した。
これで柳は22イニング連続無失点とし、12球団トップだった防御率は1.41に良化。パ・リーグの強打者相手に快投を続ける右腕の快進撃はどこまで続くのか、次回登板が今から楽しみだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』