2021.06.20 13:00 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 3 | 終了 | 3 | 千葉ロッテマリーンズ |
メットライフ |
試合前練習で涙「人生で初めて」
西武のザック・ニール投手(32)は20日、本拠地・メットライフドームで行われたロッテ戦に先発し、5回2/3(95球)を投げて4安打2四球2失点で降板。自身に勝敗はつかず、試合は3-3のタイスコアで今季13度目の引き分けに終わった。
ニールは初回、二死二塁のピンチを切り抜けると、3回から3イニング連続三者凡退とテンポよくゼロ行進。0-0の6回一死から安打と四球で一二塁のピンチを招き、3番・中村奨吾に中前適時打、4番・角中勝也に右犠飛で2失点。続くレアードに四球を与えたところで降板し、今季2勝目は次回登板以降にお預けとなった。
自身1カ月ぶりの白星を逃したニールは「こういう緊迫した展開で、先に失点してしまったのは悔しい。5回までは本当に調子が良く、今日は7回、8回まで投げられればと思っていた。でも6回にフォアボールも絡んだり、要所でヒットも打たれてしまったり、本当に悔しい」と、無念の降板となった自身の投球を振り返った。
『父の日』だったこの日の試合前には、球団からのサプライズで、コロナ禍で単身で来日し奮闘している外国人選手向けのメッセージビデオが上映され、ニールは愛娘を抱く夫人からのメッセージに涙。「こんなうれしいビデオを制作してLビジョンで放映してくれたことに感謝したい。心にしみる内容だったし、自分にとっても特別な日になったよ。今日は父の日だったし、なおさら勝ちたかった。あんな感じでフィールドで泣いたのは、人生で初めてじゃないかな」と、粋な計らいに感謝を述べた。