2021.06.24 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 2 | 終了 | 5 | 北海道日本ハムファイターズ |
京セラD大阪 |
敗戦の中にも光明
阪急時代以来となる37年ぶりの11連勝で首位を走るオリックスだったが、日本ハムに2−5で敗れ、連勝はストップした。
オリックスの先発・増井浩俊は初回、二死から3番・近藤健介と4番・王柏融に連続で長短打を浴び先制を許すと、3回には髙濱祐仁と王に適時打を、4回には野村佑希には1号ソロを被弾するなど、小刻みに失点を喫して流れを作ることができなかった。
一方の打線は、日本ハムのルーキー伊藤大海から4回に、T-岡田とロメロで無死二、三塁のチャンスを作り、内野ゴロと犠飛で2点を奪ったが、直後の5回に増井が適時打を許す苦しい展開。それでも伊藤から6安打、3四球と走者は出したものの、日本ハムの好守にも阻まれて仕留めきれなかった。
8連戦中のオリックスは、6回から増井の後をK-鈴木が3イニング、9回は漆原大晟がパーフェクトに抑えて反撃を待ったが、こちらも日本ハムのリリーフ陣に抑え込まれ、2-5で敗戦を喫した。
試合後、オリックスの中嶋聡監督は5回5失点の増井について「いいピッチングではなかった」と振り返ったが、後を受けた投手陣に関しては「(K-鈴木は)良かった。うるし(漆原)もしっかり投げました」と評価。打線に関しても「(得点の)奪い方はそんなに悪くなかった。相手のいい守備もありました」と述べ、次戦に繋がる部分もあったとの見解を示した。
連敗は止まってしまったが、チームはまだ首位。指揮官は明日の試合が大事になってことを強調し、いつものように次の試合を見据えていた。25日からの西武3連戦は、山本由伸、宮城大弥の二枚看板で8カード連続の勝ち越しを決めに行く。
取材・文=どら増田