日本ハム・伊藤大海 (C) Kyodo News

◆ 谷繁さんも「“怖さ”はない、と思ったが…」

 日本ハムがカード3連敗を阻止。

 破竹の11連勝と絶好調・猛牛軍団の勢いを止めたのは、頼れるドラ1ルーキーだった。

 交流戦では負けなしの3勝と好調だった伊藤大海は、立ち上がりの初回にいきなり先頭・福田周平を四球で出し、一死から吉田正尚にはショートへの内野安打で一・二塁のピンチ。

 それでも、4番の杉本裕太郎を変化球で三振に仕留め、T-岡田も変化球で二ゴロ。見事にピンチを切り抜けると、序盤の3イニングを無失点で投げ進めていく。

 4-0と味方打線の援護も受けながら迎えた4回裏、先頭のT-岡田を歩かせ、つづくステフェン・ロメロはセンターオーバーの二塁打。無死二・三塁と大量失点のピンチとなったが、西野真弘は一ゴロ、その後の伏見寅威も中飛と、それぞれ1点ずつは奪われたものの、失点と引き換えにアウトを重ね、この大ピンチを2点で切り抜けた。

 伊藤は5回も一・二塁のピンチを迎えながらゼロで切り抜けると、6回は下位打線を3人斬り。

 この日は6回・96球でお役御免。好調な打線を相手に被安打は6、四死球は4つ与えながらも3奪三振で2失点の力投。

 チームを同一カード3連敗の危機から救い、自身の成績も5勝4敗となって勝ち越しをひとつ作っている。

 24日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、オリックスの連勝を止めたルーキーの好投が話題に。

 通算201勝のレジェンド・平松政次氏は伊藤について「ボールは速いし、変化球も良いものを持っている。今日はストレートを大事なところでコースにきちっと決めていたので、なかなか当たっているチームでも攻略は難しい」と語り、勢いに乗るオリックス打線を上回るデキの良さだったとコメント。

 同じく番組に出演した谷繁元信氏は、「キャンプの時に見て、かなりまとまっているなと。まとまっているので、バッターからするとそんなに“怖さ”はないかな」と伊藤の印象を振り返り、「球威が落ちたり、キレがなかった時は打たれることがあるかな」という見立てだったと明かす。

 それがここに来ての4連勝。開幕当初は苦しいチーム状況もあってなかなか勝ち星がつかなかったが、厳しいところで投げてきた経験を糧に成長の跡を見せている。谷繁氏も「(当初の見立て以上に)球の勢い、変化球のキレが最近出てきていますよね」と、予想を上回る活躍ぶりに思わず舌を巻いた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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ベースボールキング編集部

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