一般社団法人日本野球機構(NPB)は、プロ野球OB選手らが講師を務める「エデュすぽ!~教員のための体育授業研究会~」を、8月17日に京セラドーム大阪で開催した。
体育の授業づくりをサポートすることを目的に「EDUCATION×SPORTS」(「エデュすぽ!」)として、小・中学校教員を対象に、指導方法などを共有するための授業研究会で、「ベースボール型授業」で必要となる基本的な技術の伝え方などを元プロ選手らから学んだ。
指導したのは、オリックスOBのT-岡田さん、塩崎真さん、山本和作さんのほか、元阪神・桧山進次郎さん、元ロッテ・武藤一邦さん、ドラゴンズジュニアコーチ・溝脇隼人さん、ライオンズベースボールアカデミーコーチ・山崎まりさん、ジャイアンツアカデミーコーチ・栁朱里さん、東京ヤクルトスワローズベースボールアカデミーコーチ・石附彩さん。
約220人が参加。会場では、Tボールを使った試合で攻撃や守備などを体験したほか、ボールの投げ方や捕球の仕方などを授業で正しく楽しく子どもたちに伝える方法などを、元選手から教わった。模擬授業では、参加者が児童・生徒役になってプレー。プレーを通して感じたことや子どもたちに興味を持ってもらいやすいような指導方法を話し合う場面もあった。

桧山さんは「先生たちが子ども目線で考えておられたので、自分も先生や子どもたちの気持ちになってやりました。こうして教えた方が子どもたちにわかりやすいのではないかという形で、アイデアも出るのではと思ってやっていました。ボール遊びは危ないって言われますが、やり方によっては安全ですし瞬時に考えるという点でも大人になって役立つところもあります。野球がうまくなるというわけでなく、考え方のヒントも与えられます。野球の普及にもつながると思いますが、まずは体を動かして何かを感じてもらえればいいと思います」と、学校現場での取り組みに期待を寄せた。
T-岡田さんは「野球に近いスポーツに興味を持ってもらう機会を作るということはすごく大事なことで、やっていた人間としてすごくうれしいですし僕らもそれにしっかり応えなくてはいけないと思いました。こういう地道な作業は非常に大事だと思います。これからも野球に携わっている人が取り組んでいかないといけないですね」と、野球の普及につながる活動の継続を誓っていた。
取材・文=北野正樹