6月苦しんだ打線が最後に爆発!
ソフトバンクが連敗を4でストップ。
北九州での開催となった「鷹の祭典」で打線が爆発。15安打・9得点で西武を圧倒した。
6月戦線はことごとく貧打に苦しんできたソフトバンク。
そこでこの日は2番に柳田悠岐を置くアグレッシブな打順に変更。これが見事に奏功する。
初回、先頭の三森大貴がセンターへの安打で出ると、つづく柳田は1ボールからの2球目・外寄りのまっすぐを逆らわずに左中間へと弾き返し、これがフェンス直撃の二塁打。一塁走者が生還し、打者2人で1点をもぎ取った。
その後も打線は活発で、4回は相手の失策から作ったチャンスに谷川原健太が2点適時打。つづく松田宣浩にはレフトスタンドに叩き込む一発が飛び出し、久々の「熱男」炸裂で押せ押せムードに。
4回にも栗原陵矢の一発で1点、5回は北九州での試合にめっぽう強い甲斐拓也の一発などで2得点。終盤は追加点を挙げられなかったが、終わってみれば9-1で危なげなく勝利を挙げた。
30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷繁元信氏は、「打線の組み換え」を勝利のポイントに挙げた。
新打線のキーマンについては「柳田ですよね」と名前を挙げ、「状態的にはあまり良くないと思うんですよ。なぜかと言うと少しバットのスイング軌道が波を打つ。下半身よりも上半身主体で打っているような感じがある」と主砲の状態に言及。
つづけて、「柳田が状態を戻していかないとソフトバンクの打線は活発になっていかない。柳田の力はこんなものではないので」と語り、その能力と実績から求めるものは大きくなりがちだが、さらなる数字の向上に期待を寄せた。
また、もう一人のキーマンには、この試合で一発含む2安打・2打点の活躍を見せた「松田宣浩」を指名。
「やっぱり元気。松田が打つとチーム全体が乗る。盛り上がるんですよね。上位では柳田が活発に打って、下位では松田が活発に打つ。ここから上を目指していくためには、この2人がポイントになると思います」と松田が持つムードメーカーとしての一面も挙げつつ、打線のカギとなる2人について解説した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』