阪神と巨人のキーマンは?
セ・リーグの前半戦は阪神がスタートダッシュを決めて首位を快走。交流戦後の巨人との直接対決に勝利し、最大8ゲーム差をつけて独走するかと思われたが、直近10試合で3勝6敗1分けとまさかの失速。一方、追う巨人は9勝1敗と絶好調で首位との差は1.5ゲーム差に縮まった。
2日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では今後の首位争いを展望。解説を務めた谷繁元信さんは巨人のキーマンについて「髙橋(優貴)と戸郷(翔征)」と、ともに8勝を挙げている若手の先発2人を指名。「やっぱり、菅野があまり状態が良くないので山口俊が帰ってきたとはいえ、この若い先発2人がある程度イニングもしっかり投げていかないと、特にジャイアンツは後ろのピッチャーが薄いので負担がすごくかかってくると思う。後半戦は特に若い先発陣がある程度安定した数字が必要になってくる」と指摘した。
一方、首位阪神のキーマンについては「及川(雅貴)」と今季一軍デビューを果たした20歳の左腕を挙げ、「スアレスに繋げるところというのが、今、安定感があるのは岩崎だけなんですよ。岩貞もあまり良くない、馬場も安定感がないので、この及川が確立されたら後ろが安定してくると思う。将来的には先発でやってほしいですが今年に限っては(リリーフ陣が)ちょっと薄いので」と自身の考えを示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』