2021.07.02 17:45 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 3 | 終了 | 5 | オリックス・バファローズ |
メットライフ |
西武の育成出身ルーキー右腕が好投
西武のルーキー右腕・水上由伸投手が2日のオリックス戦に救援登板し、1回1/3を2奪三振無失点、ひとりの走者も許さないピッチングを披露した。
この日の試合は、オリックスのエース・山本由伸が7回2失点の好投を見せたが、西武に現れた“もうひとり”の由伸も存在感を示し、同日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣を感嘆させた。
昨秋のドラフトで育成5位指名を受けた右腕は、5月中旬に支配下登録を勝ち取り、6月11日の中日戦でプロ初登板を飾ると、ここまで6試合(6回1/3)に登板して被安打1の無失点と好投を続けている。
この試合では5回二死二、三塁というピンチでマウンドに上がり、対峙した安達了一を簡単に追い込むと、最後はアウトコースに150キロのストレートを投じて見逃し三振を奪う快投。
さらに回跨ぎで臨んだ6回には、先頭のロメロをアウトコースのスライダーとストレートで追い込み、最後はスライダーで中飛に。続く伏見寅威は一ゴロ、紅林弘太郎からは152キロのストレートで空振り三振を奪うピッチングを見せた。
以前にも水上のピッチングを見たことがあるという解説の笘篠賢治さんは「まず四球を出さないので、大崩れしない。ストライクを取ることに自信があって、今日はロメロに対して投げたスライダーの曲がり方が良かった。そこにきて150キロのストレートを投げる。なかなか楽しみなピッチャー」と、あらためて評価。
同じく解説の谷繁元信さんは「気迫もあるし、変わってすぐに安達を見逃し三振にとったアウトコースのストレートなんかは素晴らしかった。きっちりコースに投げれている」と制球力の高さに感嘆。同日の放送でMCを務めた野村弘樹さんも「アウトコースのストレートとスライダーのコントールがいい。これは大きな武器だと思う」と同意し、今後のさらなる活躍に期待を寄せていた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』