試合前に月間MVP初受賞、自ら祝砲連発！

　エンゼルスの大谷翔平選手（26）が2日（日本時間3日）、本拠地でのオリオールズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。本塁打ランキングメジャー全体トップを更新する29号ソロ、30号2ランを立て続けに放ち、2試合ぶりとなる“2打席連発”をマークした。

　オリオールズ戦の先発左腕・エイキンに対し、初回の第1打席は二飛。それでも4点を追う2回、先頭打者として再びエイキンと対峙し、初球を右中間席中段へ叩き込んだ。

　1点差に迫って迎えた4回の第2打席は、一死一塁で右腕のテイトと対戦。カウント2－1後のシンカーを振り抜いた打球は、左翼席へ着弾する逆転の30号2ランとなった。

　6月29日（同30日）のヤンキース戦以来の2打席連続本塁打に、本拠地ファンから“MVPコール”の大合唱。これで、この日27号2ランを放ったランキング2位のブルージェイズ・ゲレロJr.を引き離し独走態勢に入った。

　大谷は6月、打者として打率.309、13本塁打、23打点、OPS（出塁率.423＋長打率.889）1.312を記録し、6月度のア・リーグ野手部門で月間MVPを初受賞。日本人野手では2004年8月のイチロー（マリナーズ）、2007年7月の松井秀喜（ヤンキース）に続き3人目の受賞となり、7月最初の試合で自ら祝砲を連発する形となった。