中川離脱のブルペンに光明?
巨人が“神宮でのDeNA戦”に3発快勝。
3点のリードをもらった先発のC.C.メルセデスが6回途中まで無失点の力投を見せ、その後は小刻みな継投で1失点。計6人の投手リレーで逃げ切った。
この日は来日3年目のルビー・デラロサが1カ月ぶりに一軍登板。
脚部の不安で二軍調整が続いていた中、8回二死一塁という場面からマウンドに向かうも、ネフタリ・ソトにいきなりあわや本塁打というフェンス直撃の安打を浴び、伊藤光には三塁への内野安打を許して1点を奪われたが、最後は大和を三振に斬ってなんとかピンチを脱した。
ブルペンの柱である中川皓太が離脱中というタイミングで、ファームでの実戦登板を経てすぐに一軍に招集されたデラロサ。今回の一軍復帰戦を、解説陣はどのように見ただろうか…?
3日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』には、解説者の江本孟紀氏が出演。デラロサについては「体型を見たら引退した人のOB野球かなとも思いましたけど…もうちょっと締まった感じはほしいよね」と仕上がり具合に言及。
「二軍で調整してきたということだけど、今日は少し危なかった。緊張していたかもしれませんけど、もう少し投げ込まないとダメですね」と続け、ここを叩いた次戦以降の上積みに期待を寄せた。
また、同じく番組に出演した解説者の真中満氏は、「久しぶりの登板だったのでやむを得ないかなと思う」と、約1カ月ぶりの一軍登板が接戦の8回、しかも走者を置いたイニング途中からの出番だった点を考慮。
まずは一軍に戻って来ることができたという部分を収穫に挙げつつ、「今は中川が離脱しているので、8回は経験のあるデラロサをなんとか…と考えていると思う。デラロサが8回である程度抑えるようになれば、ジャイアンツはさらに上がってくる。大事なポジションだと思います」とし、首位・阪神を猛追するチームにとって頼もしい存在であることを強調した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』