2021年は二刀流として大活躍。リーグMVPにも選ばれた大谷翔平

○ エンゼルス 5 - 3 レッドソックス ●
<現地時間7月6日 エンゼル・スタジアム>

 エンゼルスの大谷翔平選手(27)が6日(日本時間7日)、本拠地でのレッドソックス戦に「2番・投手」で先発出場。投げては7回5安打2失点と好投し、今季4勝目(1敗)を節目の日米通算50勝で飾った。打っては初回に痛烈な適時二塁打をマーク。打席では4打数1安打1打点の成績だった。

 投打同時出場は今季10度目。1回表、ア・リーグ最高勝率を誇るレッドソックス打線と対峙し、一死三塁から3番・マルティネスに左犠飛を許し先制された。それでもその裏、無死二塁の好機でレッドソックスの先発右腕・イオバルディと対戦し、1ストライク後のスプリットをフルスイング。打球速度107.5マイル(約173キロ)の弾丸ライナーは、右翼フェンスにワンバウンドで直撃する同点の適時二塁打となった。自らの失点を自らのバットで取り返した二刀流。エンゼルスはさらに、二死二塁で大谷とバッテリーを組む5番・スタッシが6号2ランを左翼席へ。女房役の一撃で3-1と逆転に成功した。

 マウンドに戻った大谷は2回、5番から始まる相手打線を3人斬り。3回は9番・ウォンからこの試合初の空振り三振を奪うなど2イニング連続3者凡退をマークした。4回は先頭の2番・バードゥーゴに左翼線突破の二塁打を許したが、続くマルティネスを97.5マイル(約157キロ)の直球で空振り三振斬り。4番・ボガーツは中飛、5番・ディバースは二ゴロに退けゼロを刻んだ。5回は6回から始まる下位打線をキッチリ3人斬り。4回以降はゼロを並べ勝利投手の権利を得た。

 2点リードのまま迎えた6回、先頭のウォンに右越え二塁打を浴びるなど、再び一死三塁のピンチを招いた。2番・バードゥーゴは97.5マイル(約157キロ)の直球で空振り三振に仕留めたものの、続くマルティネスに1ボール後の95.5マイルを左前へ運ばれ2点目。なおも二死一塁で4番・ボガーツには2球目のカットボールを捉えられたが、右中間フェンス上部の本塁打ラインを越えそうな大飛球を中堅・ラガレスがジャンプ一番で好捕。鮮やかななホームランキャッチに救われ大谷は1点リードを保った。

 5-2と3点リードで迎えた7回は、安打と捕逸などで無死二塁のピンチを招いたが、6番・レンフローを空振り三振に仕留めるなど後続を3人斬り。大谷は今季最長タイの7回を89球で投げ抜き、5安打2失点、4奪三振無四球の好投で降板。強力レッドソックス打線相手に節目の日米通算50勝(日本ハムで42勝、エンゼルスで8勝)をマークし、防御率は3.49となった。

 打席では初回に痛烈な同点適時二塁打を放って以降、2回の第2打席が見逃し三振、5回の第3打席は三飛、二死満塁の好機だった6回の第4打席は空振り三振で4打数1安打1打点。打率は.276となった。

 エンゼルスは大谷が7回2失点&同点適時打と試合を作り、「5番・捕手」でバッテリーを組んだスタッシは粘り強いリードだけではなく打っても決勝2ラン含む3安打2打点と活躍。レッドソックスの連勝を止め、再び貯金を「1」とした。

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ベースボールキング編集部

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