2番手・ダーモディの好救援にも助けられる
西武の高卒3年目・渡邉勇太朗投手(20)が30日、阪神とエキシビションマッチ(甲子園)に先発登板。6回0/3を8安打2失点(自責点1)に抑え、シーズン後半戦での先発ローテーション入りをアピールした。
初回、安打と四球で一死一、二塁のピンチを招くも、4番・大山を遊ゴロ併殺に退け無失点スタート。2回は先頭打者の出塁を許したが、6番・糸井を空振り三振に仕留めるなどゼロを並べた。
3回は再び一死三塁のピンチを招き、2番・糸原に左前適時打を許し失点。4回は二死一、二塁で無人の一塁へ牽制球を投げてしまい、これがファウルグラウンドを転々とする間に2点目を失った。
それでも、5回は先頭の9番・長坂、続く近本を連続三振に仕留めるなど3者凡退斬り。6回は3番・佐藤輝を右飛に退けるなど結果的に3人で終えた。続投した7回は、先頭の糸井、続く中野に連打を許し降板。それでも、無死一、三塁でリリーフした2番手・ダーモディが見事な火消しを見せ、渡邉の登板結果は7回途中85球で8安打2失点(自責点1)、5奪三振2四球となった。
140キロ後半の直球に軸に、カーブ、カット、フォークなどの変化球も安定。主力を多く並べた虎打線相手に好投し、公式戦での一軍初先発へ弾みをつけた。