きょう日韓戦で登板へ!
東京オリンピックの野球競技もいよいよ佳境へ突入。侍ジャパンは決勝進出をかけ、4日(水)19時から韓国と準決勝(横浜スタジアム)で激突する。
稲葉篤紀監督が率いる野球日本代表・侍ジャパンはメダル獲得がかかる大一番の先発に山本由伸投手(22=オリックス)を指名したが、日本が誇る若きエース右腕について、韓国メディア『スターニュース』は3日、元韓国代表で現在韓国リーグ・SSGランダーズのコーチを務めるイ・ジニョン氏のコメントを交え、山本を「ダルビッシュより上」との見出しをつけて紹介した。
韓国代表の選手としてWBCに3度出場していたイ・ジニョン氏。楽天でのコーチ研修のため2019年に来日しており、そのとき目にした山本の投球に衝撃を受けたようで、「韓国にもこんな投手がいればな、と思った。日本国内でも目を引く投手だ」と絶賛。「日本国内でも完璧な投手だった。チームの成績が振るわず勝ち運が伴わなかっただけで、防御率はいつも良かった。ダルビッシュや岩隈以上だ」と、歴代エースの名前も引き合いに出して称賛の言葉を並べたという。
ただ、直近のイスラエル戦で18安打11得点と爆発した韓国代表にも勝機があると見ているようで、「2ストライクに追い込まれるまで速球にどのように対応するかが重要」との見解を示し、「集中力を発揮すれば、崩すことができるのではないかと思っている。(対戦へ向けて)準備をしっかりしなければならない投手だ」と自国打線の攻略にも期待を寄せた。
山本は一昨年に開催された『プレミア12』で日本代表のセットアッパーとして韓国打線を圧倒。今大会の主軸を担うイ・ジョンフ外野手(22)、カン・ベクホ内野手(22)からは“五輪で対戦してみたい相手”として「山本」の名前が挙げられているという。
悲願の金メダル獲得へ、互いに避けて通ることができないライバル。五輪連覇を狙う韓国でも、日本の新エースは注目を集めているようだ。