ニュース 2021.08.04. 23:35

侍ジャパン・山田哲「めちゃくちゃ緊張してた」韓国撃破V打で五輪金まであと1勝

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韓国との準決勝で決勝打を放った侍ジャパン・山田哲人
東京五輪ノックアウトステージ準決勝
○ 侍ジャパン 5 - 2 韓国代表 ●
<8月4日・横浜スタジアム>

 悲願の金メダル獲得を目指す野球日本代表・侍ジャパンは4日、準決勝で韓国代表と対戦。同点の8回に山田哲人内野手(ヤクルト)が走者一掃の3点適時二塁打を放ち、決勝進出と同時に銀メダル以上を確定させた。

 両軍譲らず2-2の同点で迎えた8回、二死一塁から相手バッテリーミスで一走・近藤が進塁すると、韓国ベンチは8番・村上宗隆との対戦を避けて申告敬遠。アメリカ戦でサヨナラ打を放っていた打撃好調の9番・甲斐拓也が四球でつなぎ、山田が左中間フェンス直撃の決勝打を放った。

 「1球目から打つというのはネクストバッターズサークルから決めてましたし、速い真っ直ぐを仕留めるぞという気持ちで行きました」と、直球自慢の右腕コ・ウソクの初球を強振。「ボール1個分くらい差し込まれたかなというのはあったんですけど、しっかり芯で捉えることができました」と試合を決める一打を振り返った。

 二塁ベース上では歓喜の味方ベンチへガッツポーズも飛び出したが、「とにかくめちゃくちゃ緊張してたので。本当にいい結果になって良かったです」と興奮まじりで安堵の表情。日の丸を背負うプレッシャーよりも「ここに立てることを凄く幸せに感じますし、感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。

 今大会は不動のリードオフマンとして全試合に出場し、計4試合で打率.313(16-5)1本塁打7打点3盗塁と勝負強さが光る。7日の決勝戦へ向けて「バットもしっかり振れてますし、体のキレは凄く良いので、この状態を維持して決勝に臨みたいと思います。金メダル獲得に貢献できるプレーを決勝戦でもしたいと思っています」と力強く語った。

 侍ジャパンはオープニングラウンドから無傷の4連勝で銀メダル以上を確定させ、同時に2004年アテネ五輪の銅以来、17年ぶりのメダル獲得。7日に行われる決勝戦の相手は、5日に行われる敗者復活3回戦を行う米国代表-韓国代表戦の勝者。悲願の金メダル獲得まであと1勝となった。

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