● 阪神 3 － 9 広島 ○
＜11回戦・京セラD大阪＞

　広島が後半戦開幕となった首位・阪神戦に快勝。前半戦からの連勝を「5」に伸ばし、残る借金は「11」となった。

　広島は初回、一死から2番・菊池涼が左前打で出塁すると、続く小園が右中間突破の適時三塁打を放ち先制。その後、5番・坂倉の遊ゴロの間に2点目を加えると、なおも二死一、二塁で7番・松山が右中間突破の2点適時二塁打を放ち4－0とした。

　5回は1番・野間が、2号ソロを右翼席へ運び5点目。7回は野間の三塁内野安打などで一死二、三塁の好機を作り、続く菊池涼の中犠飛で6点目を奪った。9回は代打・田中広の右前打などで好機を作り、野間の右前適時打、4番・鈴木誠の中前2点適時打でダメ押しとなる3点を追加。先制、中押し、ダメ押しと理想的に加点した。

　エキシビションマッチから打撃好調の野間は、「1番・中堅」で後半戦開幕のスタメンをつかみ、一発を含む3安打2打点と活躍。4回の守備では鋭いライナーを鮮やかなスライディングキャッチで好捕するなど、守りでも勝利に貢献した。

　打線の援護を受けた先発・大瀬良は4回までパーフェクト。5回に4番・大山に特大の左越えソロを浴びたが、7回91球、5安打1失点、5奪三振無四球の好投で、自身2連勝となる今季4勝目（3敗）を挙げた。