打球を見ずに打席にステイ
1カ月の中断期間を挟み、後半戦の逆襲を期す中日。
しかし、後半戦開幕カードは巨人に連敗を喫して早くも負け越しが確定…。借金は今季ワーストの「12」まで膨らんでいる。
1-6で敗れた14日の試合では、こんなシーンもあった。
5点を追う9回表、先頭打者として打席に立った堂上直倫は2ボール・1ストライクからの甘く入った速球を思い切り引っ張り、打球はレフトライン際への大飛球。打球はフェアゾーンでフェンスに当たって跳ね返るも、なんと堂上はまだバッターボックスにいた。
慌てて走り出すも、長打コースへの当たりで一塁ストップ。まさかの珍プレーで反撃ムードを生むことはできなかった。
14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、このワンプレーが話題に。
大矢明彦氏は「打球を見失っていたんですかね。自分でファウルと判断してしまったんでしょうけど…」とコメント。
一方、高木豊氏は「走らないといけないんですけど、打者は打った瞬間にどこに当たったかって分かるじゃないですか。その感覚でファウルだなと思って、打球は見ていなかったと思う」と、原因について分析した。
高木氏はつづけて、「こういったミスが重なってしまうと、すごく怠慢と言うか…。そういう風に見えてしまいますよね」と、同じ連敗でもさらに空気が重苦しくなってくることを指摘。
早いうちに嫌な流れを打破したいところだが、果たして…。15日は連敗ストップをかけて小笠原慎之介が先発マウンドに登る。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』