◆ 勝ちパターンを投入しても良いケース?
前半戦を5位で終え、後半戦での巻き返しを目指すDeNAが15日、新潟でのヤクルト戦で後半戦のスタートを切ったが、1−4で逆転負けを喫した。
試合は2回に宮﨑敏郎のソロでDeNAが先制。先発の今永昇太も5回まで無四球、散発の3安打と素晴らしいピッチングを披露していたが、6回に二死一塁から、この日2安打を放っていた好調・山田哲人に四球を与えると、続く村上宗隆にも一発を警戒して連続四球。満塁となり、5番・オスナに低めの際どい球をレフト前に運ばれて逆転を許した。
今永は7回にも失策絡みながら二死から追加点を許して降板。2点を追う8回からは三上 朋也がマウンドに上がったが、再び山田、村上への連続四球から追加点を奪われてリードを広げられると、試合はそのまま終了となった。
15日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた真中満さんは、7回途中3失点の今永について「丁寧になりすぎて走者を溜めてしまった。内容は悪くなかっただけにもったいなかった」と評価しつつ、8回の継投について言及。「2点ビハインドで三上投手がいったが、三上投手がどうこうではなく、ゲーム間隔がだいぶ開いていたので、ここで勝ちゲームのピッチャーを使ったらどうか」との考えを示した。
前日の試合も雨で流れ、この日が後半戦の開幕となったDeNAは、明日も試合がなく、次の実戦は最短でも17日の火曜日となる。真中さんは「勝ちゲームであれば、ここで山﨑かエスコバー、後半戦のスタートで、これから追っていかないといけないことを考えると、もう1枚いいピッチャーをいきたいところ。(勝ちパターンを使うのは)もったいない感じもしますが、前半戦から期間が空いていて、明日も試合がないことを考えると、いっても良かったのではないか」と主張。日程とチーム状況を考えた選手起用の一手もあったのではないかと指摘した。