広島・石原貴規

◆ 投手をリードする捕手の脳内は…?

 広島は2試合連続の完封負けで3連敗。後半戦初登板となった森下暢仁が7回6安打2失点と力投したが、打線の援護なく5敗目(6勝)を喫した。

 試合は中日の先発・福谷浩司と1点を争う投手戦。森下は3回二死無走者から1番・京田陽太を四球で出塁させると、二盗を許して2番・渡辺勝にカウント1-2から投じたカットボールを左前に運ばれ失点。1点ビハインドの7回一死二塁の場面では、代打のアリエル・マルティネスにカウント2-2から、またしてもカットボールを捕えられリードを広げられた。

 17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた笘篠賢治さんは「きょうは渡辺くんにタイムリー、7回に代打のマルティネスにタイムリーを打たれたわけですけど、いずれも変化球なんですよ。森下は7回でもあれだけ強いストレートが投げられていたのに、かわす投球になってしまった」と、森下の失点シーン振り返り、「その一つはキャッチャーの石原がまっすぐ系統に強い打者なので『追い込まれてから変化球が嫌だ』という“バッター石原”としての目線があったのかなと」と推察。いずれも2ストライクに追い込んでから失点した原因の一つに、捕手の配球があったとの見解を示した。

 現役時代に捕手として活躍し、番組MCを務める大久保博元さんは「真っ直ぐで空振りが取れるという強みがあるにも関わらず、バッテリーミーティングで変化球で空振りを取ろうねという話があると、そっちが先に出るケースもある。笘篠さんが仰ったように、僕なんかは(打者として)高めが弱かったから、やっぱり高めにいって打たれたケースもありました」と、自身の失敗談も交えて若手捕手が陥りやすいケースを紹介した。

 石原は森下と同期入団で、天理大から2019年のドラフト5位で入団した若手捕手。今季は會澤翼の故障離脱もあって、坂倉将吾に次ぐ32試合でマスクを被っているが、笘篠さんは「もう一度配球という部分もバッテリーコーチと照らし合わせながら、ピッチャー心理、バッター心理、きょうはいろんな部分が反省材料になったのかな」とコメント。石原のさらなる成長と活躍に期待を寄せていた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

この記事を書いたのは

藤田皓己

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