DeNA － 阪神
＜東京ドーム＞

　阪神の藤浪晋太郎投手（27）が19日、4月23日・DeNA戦（甲子園）以来4カ月ぶりに先発し、5回途中8安打3四球4失点でリードを許したまま降板。ローテ定着へ白星でアピールとはならなかった。

　藤浪は初回先頭の桑原将志に右安打で出塁を許し、ワイルドピッチでピンチを招くと、2番・森敬斗、3番・佐野恵太に連続適時打を打たれ2失点。出鼻をくじかれる立ち上がりとなってしまった。

　それでも2回一死満塁のピンチで佐野を一ゴロ、オースティンを中飛に抑えてゼロで切り抜けると、3回は三者凡退に退けるなど立ち直りの兆し。5回にはロハスの適時打などで味方打線が2点ビハインドを追いつくなど追い風も吹き始めていた。

　しかし2－2の5回裏、一死からオースティンを四球で歩かせ、5番・宮﨑敏郎に左二塁打を許し二・三塁のピンチ到来。6番・ソトは一邪飛に打ち取り二死までこぎつけたが、続く柴田竜拓に153キロのストレートを中前へ弾き返され、中堅・近本光司の決死のダイブも及ばず打球は転々。これが勝ち越しを許す2点適時二塁打となり藤浪は降板した。

　久々の先発マウンドは4回2/3（102球）を投げて8安打4失点、5三振3四球の内容。先発ローテーション定着へアピールを目指したマウンドは、明暗わかれるイニングが続いた。