移籍後初安打を放ったロッテ・加藤匠馬(C)Kyodo News

◆ 移籍後初安打

 ロッテの加藤匠馬が中日時代から継続して取り組んできた“反対方向”への打撃で、移籍後8打席目で初安打を放った。

 『9番・捕手』で2試合連続でスタメンマスクを被った加藤は、0-0の3回無死走者なしの第1打席、西武の先発・本田圭佑が1ボール2ストライクから投じた4球目の外角のストレートを、逆らわずに右中間を破る二塁打。これが加藤にとって、マリーンズのユニホームで嬉しい移籍後初安打となった。

◆ 逆方向への意識

 6月15日に加藤翔平とのトレードで中日から加入した加藤は移籍後、二軍戦で6本の安打を放っているが、実に5本がライト方向に放ったものだ。特に7月21日の日本ハムとの二軍戦で、左の河野竜生から放った右中間を破る二塁打は素晴らしかった。

 8月上旬に行ったオンライン取材で加藤は、「僕のヒットゾーンはセンターから右方向。自分の生きる道ではないですけど、ホームランを打つタイプではない。プロ野球界で生きていくうえで必要なバッティングというのは、あの形なのかなと思ってやっています」と右方向に安打が多い理由について説明した。

 反対方向の打撃は「ドラゴンズのときからやっていました。ちょっと(安打が)出た時に引っ張りにいって凡打とかがあったので、今は徹底的にセンターから逆方向を意識してやっています」、と中日時代から磨いてきた技術だ。センターから反対方向に打つ理由については「右手をレフト方向にこねてしまう。どちらかというとセンターの方向にもっていくイメージと、あまり右手に力を入れないことをやっています」と明かした。

 もちろん、試合前の打撃練習からセンターから逆方向を意識しているが、「たまには引っ張れないとダメだと思うので、引っ張ることも何球かはやっています」とのこと。

 中日時代から取り組んできた“反対方向”の打撃で、移籍後初安打となった加藤匠馬。前半戦はスタメン出場がなかったが、後半戦に入ってから6試合中3試合でスタメンマスクを被る。課題は打撃。19日の西武戦では移籍後初安打を放ったが、0-3の4回二死一、二塁の好機に打順が回ってきたところで、角中勝也に代打を送られた。守備面だけでなく、打撃面でもチームに貢献していきたいところだ。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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