新人初のサイクル安打
DeNAのドラフト2位・牧秀悟がレギュラーシーズンでは新人史上初となるサイクル安打を達成した。
牧は阪神先発・伊藤将に対し、2回の第1打席で右翼フェンス直撃の二塁打をマーク。3回は二死一、三塁の好機で、右中間フェンスを越える14号3ランを放った。二死満塁だった4回の第3打席は、阪神2番手・齋藤から2点適時打を中前へ運び早くも5打点目。同時にサイクル安打にリーチをかけた。
7回の第4打席は捕邪飛に倒れたが、阪神4番手・岩貞と対戦した9回の第5打席に右翼線へポトリと落ちる三塁打を放った。二塁打、本塁打、三塁打の長打3本はすべて右方向で、計5打数4安打5打点の大活躍。サイクル安打はプロ野球史上70人目で、新人では2019年のオールスターゲームで阪神・近本が達成しているが、レギュラーシーズンでの達成は史上初の快挙となった。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満さんは「最後の三塁打もちょっと神懸かっていた」と驚きのコメント。解説を務めた斎藤雅樹さんも「最後に三塁打を残すパターンはなかなか達成できないことが多いので素晴らしい」と称賛。
同じく解説を務めた池田親興さんは「キャンプの時から見ていて(活躍が)あまり違和感のない選手。ホークスもできれば獲りたかった選手の一人なので」と“ホークス目線”で偉業達成を称えた。
牧は今季89試合に出場して、打率.292、14本塁打、47打点を記録。7月は打率.194と調子を落としたものの、8月は8試合で19打数10安打、打率.526と絶好調をキープしている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』