チームに勢いをもたらすヤクルト・塩見泰隆 (C) Kyodo News

◆ 田尾氏も「積極的な姿勢大事」

 ヤクルトが連敗ストップで9月初白星。

 前カードでは優勝を争う巨人から白星を挙げることができなかったが、見事に嫌な流れを断ち切った。

 その“嫌な流れ”を断ち切るキッカケを作ったのが、今ではすっかりヤクルト打線の「1番」に定着した塩見泰隆。

 後半戦はここまで全試合1番スタメンで固定されており、この日も1回裏・第1打席の初球をバックスクリーン左に叩き込む先頭打者アーチ。

 好投手・大瀬良大地の出端を挫き、味方に勇気を与える1点を叩き出した。

 3日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、塩見の「1」にまつわるデータが話題に。

 塩見は今季、「第1打席」の打率が.347(69-24)で本塁打が3本、出塁率も.423と好成績。さらに「初球打ち」の成績は打率.471(34-16)と、この日の初球先頭打者アーチはまさに“データ通り”というような数字を残しているのだ。

 番組に出演した田尾安志氏は、「僕も1番を打つことが多かったんですけど…」と自身の経験を振り返りつつ、「最初の打席というのは結果を残したいもの。そうすると後ろを打つ打者に勇気を与えたり、チームにとってもすごく好影響が出る」と、“切り込み隊長”の重要性について力説。

 進行役を務めた野村弘樹氏に「初回・先頭の1球目って打ちづらかったりしないですか?」と聞かれると、「いろいろな考え方があると思うんですが、甘い球が来たら振りに行こうと思いながらボールを見極めていくという気持ちでないと、ボールを見ようと思っていると、だいたい追い込まれて難しい球を打たされることになる」と答え、「だから積極的に行くということは大事だと思う」と、恐れずに向かっていく気持ちが大事だと持論を述べた。

 試合後のヒーローインタビューにて、村上宗隆が「塩見さんが『何でも全力でやることが1番』と言っていたので、今日一日そういう気持ちで行きました。僕たちは常に全力疾走、全力プレーを心掛けてやっています。その背中を押してくれたら嬉しいです」と語ったように、結果だけでなく発言でもチームに良い影響を与えているツバメの背番号9。

 度重なる故障でチャンスを掴めなかった4年目・28歳がついに本領を発揮して、チームを頂点へと導く原動力となるか。ヤクルトの新1番・塩見泰隆は、1回の1打席目、1球目から目が離せない。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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ベースボールキング編集部

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