後半戦は2勝1敗の防御率0.90
中日の先発・大野雄大が7回6安打無失点の快投で5勝目(8敗)を挙げた。
大野雄は2回、3回はいずれも複数走者を背負うピンチだったが、要所を締め波に乗った。中盤以降は11打者連続アウトを記録するなど安定感抜群。7回は二死から四球と安打で一、三塁のピンチを招いたが、代打・伊藤光を左飛に仕留めゼロを刻んだ。
3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大矢明彦さんは大野のピッチングについて「DeNAには強力な右打者が多いのでとても気を使いながら投げていたと思うが、逃げてはいけないという非常に難しい中でのピッチングだった」と振り返り、「外に沈んでいくボールが有効だとストレートとのコンビネーションが生きますね」とエースの快投を解説した。
大野雄はこれで後半戦3試合で2勝1敗。後半戦初戦の広島戦では敗戦投手になったものの、3試合の自責点は2で防御率は0.90と完全復調を印象付けるピッチングを披露している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』