現地7日、試合前にパドレスのダルビッシュ(右)と記念撮影を行った大谷

◆ 79日ぶりの勝利「感覚良かった」

 パドレスのダルビッシュ有投手(35)は8日(日本時間9日)、本拠地でのエンゼルス戦に先発。6回3安打1失点と好投し、自身79日ぶりの白星となる今季8勝目(9敗)を手にした。

 大量援護にも恵まれたダルビッシュは、6回(99球)を投げて3安打1失点、1四球7三振の内容で、自身4試合ぶりのクオリティースタートをマークし、防御率は「4.05」から「3.95」に良化。6月21日・ドジャース戦での今季7勝目を最後に自身ワーストの7連敗と白星から遠ざかっていたが、11試合ぶりの勝利で復調の兆しを見せた。

 試合後のテレビインタビューに応じたダルビッシュは「自由に投げることができて感覚も良かった。いままで何も考えずに投げたことがなかったんですけど、今日は自分の感覚に任せて投げました」と自身の投球を振り返った。

 ベンチスタートだった大谷翔平との初対決は実現せず、注目の日本人対決は来シーズン以降に持ち越しとなったが、ダルビッシュは「もう来るもんだと思ってましたし、全部真っ直ぐでいく準備はできていたんですけど、出てこなかったので…(笑)なんかちょっと拍子抜けしました」とコメント。

 最後は次回登板へ向けて「今日の感覚を保って、自分の投げたいようにというか、脳が投げたいように自由に投げさせたいと思います」と、独特の言い回しで締めくくった。

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