こんな悲しいバースデーメロディーは・・・

　楽天の島内宏明選手が9日、札幌ドームで行われた日本ハム戦に「3番・左翼手」でスタメン出場し、2回裏の守備でお祝いムードのスタンドをトーンダウンさせた。

　2回裏一死、打席に入ったのは、この日が誕生日の日本ハム・王柏融選手。札幌ドームにバースデーソングが流れる中、初球から打ちにいった打球はフライとなって三遊間の後方へ。ポテンヒットになるかと思われたが、この打球を島内が全力疾走で好捕。この試合の実況を務めていた近藤祐司さんから「パーティー・ブレーカー」の称号を授かった。

　このプレーを「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeは、「【祝福ムードも…】島内宏明『パーティーブレーカー』だった」とのタイトルで、王柏融のバースデーヒットを阻止した島内の容赦ない好プレーを紹介。

　ファンからは、「こんな悲しいハッピーバースデートゥーユー聞いたことない……」といった声があがった一方で、「このバースデーソングは石井監督へってことにしよう」、「石井監督の前で別な人を祝わせない監督思いの選手」などと、同じくこの日が誕生日だった楽天・石井一久監督と絡めたコメントも散見された。

　島内はこの試合の第1打席にヒットを放つと、3回無死満塁の好機で迎えた第2打席には決勝点となる先制の2点適時二塁打を放ち、攻守にわたる活躍で指揮官に白星をプレゼントした。