2021.09.14 17:30 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 4 | 終了 | 4 | 阪神タイガース |
神宮 |
得点圏打率リーグワースト
神宮での雨中の熱戦は4-4で引き分け。阪神が3点ビハインドの土壇場9回に4番・マルテの3ランで追いつき、価値あるドローに持ち込んだ。
ただ、阪神は相手の倍以上にあたる計11残塁を記録。序盤から塁上を賑わせながらも拙攻でチャンスをものにできず、最終回の一発で息を吹き返したという展開だった。
あと一本が出ない打線で特に目立ったのが好機で3三振した5番・大山悠輔だった。第1打席こそ二塁打でチャンスメークしたものの、3回二死満塁で空振り三振、5回無死満塁で見逃し三振、7回一死一・二塁で空振り三振とブレーキ。ここぞのチャンスで最後まで快音が聞かれなかった。
14日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた片岡篤史さんは「ちょっと状態が上がってきたんですけど、今日は再三大山で流れが途切れて、タイガースは最後まで流れを呼び込めなかった」と苦しみながらも引き分けに持ち込んだ一戦を振り返り、「大山には狙い球、場面とカウントによっての状況判断、そして打席内での修正といったことを望みたいですよね」と注文した。
また、同番組で解説を務めた高木豊さんは技術的な観点から「ちょっと右肩が入りすぎてるんじゃないかな。入りすぎているからそれが開きにつながる。ボールもみえなくなるし、もう少しシンプルに立ったほうが良いのかな」と、大山の打撃フォームを分析しアドバイスを送った。
昨季は打撃3部門のキャリアハイを更新する活躍を見せたが、今季はここまで打率.253、16本塁打、57打点の成績で、得点圏打率は規定打席到達者ワーストの「.202」と低迷。三つ巴の優勝争いラストスパートのためにも眠れる大砲の爆発が待たれる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』