34歳のベテランが勝負強さを発揮
ロッテが角中勝也の決勝打でソフトバンクとの接戦を制し今季2度目の6連勝。
この試合で5番・レフトで先発出場した角中は、3回に二死一、三塁の場面でライトへのタイムリーヒットを放つ。4-4で迎えた7回には一死二塁から決勝点となる適時二塁打を左中間へ運び逆転勝利に貢献した。
15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた岩本勉さんは「決断力が素晴らしい。追い込まれるまでは独特なタイミングでヒッティングに入るんですけど、ストライクが2つついたらベタっと地面に足を広げてノーステップ打法にしたりとか、自分がやるべきことにぶれない信念を持っている」とコメント。さらに「そういう姿はチームをすごく鼓舞しますし一層の成績が後ろからついてきますよね」とチームに勢いをもたらすベテランの姿勢を称賛した。
同じく解説を務めた齊藤明雄さんも「ピッチャーのタイプによって待ち球を決めて打席に入り、追い込まれてもそう簡単に三振しないバッターなので相手ピッチャーからすると嫌だなと」とコメントし、(ヒーローインタビューでも)言っていましたが、速いピッチャーの時にはスライダー、フォーク狙い、それをきっちりミスショットしないで捉えるあたりはさすがだなと思いました」と粘りのバッティングと勝負強さを評価した。
ロッテは今季最多タイの6連勝。貯金は今季最多を更新する14となり、リーグ連覇を狙うソフトバンクとのゲーム差は8.5。早ければあす16日にも優勝マジック「26」が点灯する。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』